腰痛の原因は長時間中腰や猫背などの同じ姿勢を続け、腰や背中の筋肉が緊張し続けたときや、運動不足でお腹や腰を支える筋力が弱っているときなどに起こります。 また、冷えなどの影響で筋肉が硬直する環境も神経が刺激されて痛みが起こりやすくなるなど様々なことが原因で生じます。
当整体院でも、病院や整体、マッサージなど色々通ってきたけど
「一時的な効果で戻ってしまう」
「痛みが続いている」
「自分ではどうしたら良いかわからない」など、
多くの方からご相談が寄せられます。
その他、ご自身のからだの痛みや悩みがこのまま治らないのではないかとなど、不安のご相談を頂きますが、腰痛の治し方には正しい知識とアプローチをすることで多くのケースで改善します。
大田区池上の整体院~からだ塾~では、「痛みを改善させ、痛みを繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。
当コラムでは痛みのない元気な生活を送れるよう、腰痛の正しい知識や治し方について解説いたします。
腰痛は改善できる! 腰痛治すために知っておくべき知識3選
知識①腰痛の治し方その①:手術療法
腰痛症状のごく一部には手術が必要となるケースも稀ですがあります。
例えば、レッドフラッグとされる症状が現れると、手術が必要になることがあります。
これらの症状には、強い痛みが続いて日常生活に支障をきたす場合や、排尿や排便に不具合が生じるような神経障害がある場合、または神経が圧迫されて足の筋力低下がみられる場合などがあります。
これらの症状は、神経や身体の重要な機能に深刻な影響を与える可能性があり、それによって手術が不可避になることがあります。医師の判断によって、これらの症状を解消するために手術が適切であると判断される場合があります。手術はリスクが伴うものであり、症状の程度や患者の状態に応じて慎重に検討される必要があります。
ですので、どのような症状の場合は危険なのかを知っておくことが大事となります。
知識①腰痛の治し方その②:保存療法
次に腰痛の治療には、手術療法を避けて痛みを軽減する保存療法が基本です。
薬物療法では、非ステロイド系の消炎鎮痛薬や湿布薬、血流改善薬、筋弛緩薬、ビタミン薬などが処方されます。また、体を温める温熱療法や筋肉を伸ばす牽引療法、その他の電気療法も有効とされていますが、エビデンスは低いのが現状です。
神経ブロック(硬膜外ブロック)は、脊髄を覆う硬膜と脊柱管の間に薬剤を注入し、痛みを軽減すると同時に血流を促進する治療法です。これらの保存療法は、手術を回避しながら腰痛を管理し、患者の生活品質を改善するための重要な手段の一つとなっています。
お薬や注射以外で腰痛の保存療法には、エビデンスがある運動療法も重要です。
定期的な運動は筋力を増強し、柔軟性を向上させることで腰痛の緩和につながります。
具体的には、コアトレーニングやストレッチ、有酸素運動などが効果的です。これらの運動は、姿勢を改善し、脊柱の安定性を高めることで腰への負担を軽減します。さらに、エビデンスに基づいた運動プログラムは、痛みの発作を減少させ、再発リスクを低減する効果があります。医師や理学療法士の指導のもとで適切な運動プログラムを行うことが重要です。運動療法は手術を回避し、持続的な痛みの管理に役立つ重要な保存療法の一環です。
知識①腰痛の治し方には自分の腰痛が何が原因かで対策は異なる!
腰痛の治し方には、自分の腰痛がどんなことが原因かで対策は異なります。
多くの人が悩まされる腰痛は、
・腰を支える筋肉の衰え
・体重の増加
・長年続いた悪い姿勢
・不自然で無理のある動作 など
これらの要因が重なって慢性的な痛みとなる場合もあります。
また、夏場のクーラーによる冷えすぎや冬場の寒さ、柔らかすぎる寝具なども腰痛の原因となり得ます。
したがって、自分の腰痛の原因を正確に把握し、その原因に対する適切な対策を取ることが重要です。姿勢の改善や適切な運動、体重管理、温度調整など、個々の状況に応じた対処法が必要です。そして、定期的なストレッチや運動、適切な睡眠環境の整備など、日常生活の改善も重要となるのです。
腰痛の治し方で数ある保存療法を深掘り
知識②腰痛の治し方:薬物療法
腰痛の治し方には、保存療法の一環として薬物療法が代表的です。
病院での診察後に、医師によって痛み止めや湿布などが処方され、その後経過観察が行われます。
薬物療法が腰痛を改善する理由は、いくつかの要因が考えられます。
まず、痛み止めや消炎鎮痛薬は、炎症や痛みを抑える効果があります。これにより、腰痛の原因となる炎症が軽減され、症状が改善されることがあります。また、筋弛緩薬や湿布は、筋肉の緊張を和らげる効果があり、これによって腰の負担が軽減される場合があります。さらに、痛みが軽減されることで、患者が日常生活や運動をより快適に行えるようになり、腰の状態が改善されることもあります。
ただし、薬物療法は症状の一時的な緩和に役立つものの、根本的な原因の解決にはつながらない場合があります。したがって、継続的な治療や予防策の取り組みが重要となります。
知識②腰痛の治し方:物理療法
腰痛の治し方には、保存療法の一環として物理療法が代表的です。
病院やクリニックでの診察後に、必要に応じてホットパックなどの温熱療法や電気療法、牽引療法などが行われます。
物理療法が腰痛を一時的に改善する理由は、いくつかの要因が考えられます。
まず、温熱療法は血流を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。これによって炎症が緩和され、痛みが軽減されることがあります。電気療法は神経や筋肉に刺激を与え、痛みの伝達をブロックしたり、筋肉の緊張をほぐしたりすることで、一時的な痛みの緩和が期待できます。牽引療法は脊椎のストレッチや圧力を軽減し、神経圧迫を軽減する効果があります。
しかし、現在では物理療法の効果についてはエビデンスが低く、単独での使用では根本的な改善にはあまり効果がないとされています。したがって、物理療法は一時的な症状の緩和に役立つものの、継続的な治療や予防策と組み合わせることが重要です。
知識②腰痛の治し方:運動療法が現在の最善の治し方だった!
腰痛治療には、保存療法の中でもエビデンスがある「運動療法」が現在の最善の治し方だと言われています。
痛み止めなどの薬物療法や牽引、温熱、電気などの物理療法は効果が一時的であり、または効果をあまり感じられないことがあります。そのため、特に効果を感じられない方にとっては運動療法が大切です。
運動療法は筋力を増強し、柔軟性を向上させることで腰痛を改善します。具体的には、コアトレーニングやストレッチ、有酸素運動などが効果的です。
運動療法は痛みの緩和だけでなく、腰の機能や姿勢の改善にもつながります。運動療法は腰痛治療の中心的な要素であり、継続的な取り組みが重要です。ただし、運動療法の開始前には医師や専門家の理学療法士との相談が必要です。
正しい腰痛の治し方はこれ:リアルな対応方法を徹底解説
知識③腰痛後の治し方!からだはこうやって改善させていく!
一昔前には腰痛になったら「絶対安静」と言われていました。
しかし、現在では研究も進みエビデンスもアップデートされており腰痛後の治し方は、「安静にするよりも積極的な動作や活動」が推奨されています。
過去には安静が勧められましたが、現在ではある程度動けるならば、少しずつでも身体を動かすことが腰痛改善の近道とされています。ただし、がむしゃらに動けば良いというわけでもなく、無理なストレッチや筋トレももちろん逆効果です。
まずは自身の症状が受診が必要かを確認し、セルフケアで対処できる場合は、日常生活の動作に注意しながら少しずつ身体を動かしていきましょう。
これが腰痛改善のための対策です。運動や動作の範囲は痛みを考慮しながら行い、痛みを感じたら無理をせずに休息しましょう。また、適切な姿勢や身体の使い方にも注意を払い日々の活動を見直しながら、腰に負担をかけないように心がけることも大切です。
知識③腰痛の治し方で実際に何に気を付ければ良いのか?
腰痛原因へのその他の対策も併用していくことが、薬物療法や運動療法と同様に重要です。
具体的な対策方法は以下の通りです。
【腰を支える筋肉の衰え】
対策:定期的な筋力トレーニングやコアエクササイズを行い、腹部や背部の筋肉を強化する。また、ウォーキングや水泳などの有酸素運動も筋力を増強し、腰を支える筋肉の衰えを防ぎます。
【体重の増加】
対策:バランスの取れた食事と適度な運動により体重をコントロールする。肥満を防ぐことで腰への負担を軽減し、腰痛のリスクを低減します。
【長年続いた悪い姿勢】
対策:正しい姿勢を保つために、デスクワークでは椅子やデスクの高さを調整し、立ち仕事では足を軽く曲げて負担を分散します。また、定期的なストレッチや姿勢改善のエクササイズを行い、悪い姿勢を改善します。
【不自然で無理のある動作】
対策:動作の際に腰を保護するため、重い物を持つ際は膝を曲げて体重を下ろし、無理なねじりや曲げは避けます。適切な姿勢と体の使い方を意識し、腰への負担を最小限に抑えます。
【夏場のクーラーによる冷えすぎ、冬場の寒さ】
対策:室温の調整や適切な服装で体温を保ち、冷えを防止します。肩や腰をカバーする薄手の羽織りを着用し、体を冷やさないように注意します。
【柔らかすぎる寝具】
対策:腰をサポートする適切な硬さのマットレスと枕を選び、寝姿勢の改善に努めます。腰に負担をかけないような寝姿勢を確保し、快適な睡眠環境を整えます。
これらの対策を継続的に実践することで、腰痛の原因を減少させ、腰痛の予防と改善に効果的です。
知識③過ごし方に腰痛改善の鍵が隠されていた
腰痛後、身体は自然治癒能力を活用して回復しようとします。この能力は、身体が傷ついたり病気になった際に、自らの力で傷や病気を修復し、健康な状態に戻ろうとするものです。腰痛が引き起こされる主な原因は、筋肉や靭帯の炎症、神経の圧迫、または姿勢の不良などがありますが、これらの問題は時間とともに身体が修復していきます。
例えば、炎症が腰痛の原因であれば、身体は炎症を鎮めるために免疫システムを活性化させ、炎症を減少させます。神経の圧迫が原因であれば、身体は圧迫を軽減するために神経の周りの組織を修復し、圧迫を解消しようとします。姿勢の不良が腰痛を引き起こしている場合は、筋肉や靭帯を強化し、正しい姿勢を保つように身体が調整されます。
痛みや炎症のピークは通常24〜72時間で、その後は痛みが徐々に下降し軽減していきます。この期間中、適切な休息や栄養、適度な運動を提供することが重要です。また、生活環境や姿勢、日常の動作にも注意を払い、身体に負担をかけないようにすることも大切です。
自然治癒能力を最大限に活かし、腰痛からの回復をサポートするために、適切なケアと健康的な生活習慣を心がけることが重要です。
まとめ
今回は「腰痛の治し方」についての記事でした。
腰痛は一部のレッドフラッグを除き適切に管理をしていけば治るものです。
痛みを繰り返している腰痛にサヨナラするためには、お仕事や活動量なども鑑みながら、適切なストレッチやセルフケアを行うことが大切です。一つずつ取り組んでみて、自分に合った方法を見つけていくことが重要です。
大事なことは
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・ケガや病気のことをきちんと知ること
これらが重要となります。
当センター『からだ塾』では、
おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、
体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、
ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、
他ではないトータルサポートで
繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。
ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。
ご自身のからだのことを知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。
大田区池上の整体院からだ塾のご紹介
膝や腰の痛みでお悩みの方は、大田区池上の整体院「からだ塾」へご相談ください。
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この整体コラムを書いた人
大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太
保有資格
- 理学療法士(国家資格)免許取得
- 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
- 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
- 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
- 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
- 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
- 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
- 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
- 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
- ポケットセラピスト 登録理学療法士
- 健康経営アドバイザー取得
- 一時救命処置(BLS:basic life support)取得
執筆
- 医療情報サイト『Good Health』
怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)
メッセージ
当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。
しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。
・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方
これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。
本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。
『あなたにもっと早く会えていれば良かった』
これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。
『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』
この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。
私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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