足首が痛い時に見る教科書|痛みを繰り返している理由とは

足首の痛みは、日常生活において様々な不便を生じさせることがあります。特に、痛みが繰り返し起こると、不安になったり、動くことが億劫になったりと段々とつらくなります。足首が痛いことを繰り返す理由には、関節の変形や炎症、筋肉や腱の損傷、過度の負荷などが考えられます。

当整体院【からだ塾】でも、病院やクリニック、治療院(整骨院・接骨院)など色々通ってきたけど
「痛みの改善は一時的で戻ってしまう」
「ムラはあるけど痛みが続いている」
「自分ではどうしたら良いかわからない」

「このまま足首の痛みに付き合っていくしかないのか」など、
多くの方からご相談が寄せられます。

 その他、ご自身のからだの痛みや悩みがこのまま治らないのではないかとなど、不安のご相談を頂きますが、足首の痛みの改善には正しい知識とアプローチをすることで多くのケースで改善します。

 大田区池上の整体院~からだ塾~では、「痛みを改善させ、痛みを繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。
 当コラムでは痛みのない元気な生活を送れるよう、足首の痛みの原因や対処法について詳しく解説していきます。腰痛の正しい知識や治し方について解説いたします。

大事なことは相手(痛み)を知ること足首が痛いメカニズムはこれです!

薬だけでは不十分な理由足首が痛くなる要因や病名はたくさんある!

足首が痛くなる要因、病名は数多くあります。
そして、足首のどこが痛いのか、どのような痛みなのか、問診からレントゲンやCT、MRIなどを用い、Dr(ドクター)は診断をします。

1. 変形性関節症(変形性足関節症)
関節の軟骨がすり減り、関節の変形や痛みを引き起こす疾患。
加齢や過度の負荷が原因となる。

2. 関節炎(リウマチ性関節炎、骨粗鬆症性関節炎)
関節の炎症を伴う病気で、足首の関節にも症状が現れることがある。
リウマチ性関節炎や骨粗鬆症性関節炎が関節炎の一種。

3. 腱炎(アキレス腱炎、足底腱膜炎)
腱の炎症を伴う疾患で、アキレス腱や足底腱膜が痛みを引き起こすことがある。
過度の負荷や運動不足が原因となる。

4. 外反母趾(外反母趾症)
足の親指が足の他の指に向かって曲がる症状で、足首の痛みを引き起こすことがある。
靴の選び方や歩き方によって症状が悪化することがある。

5. タルス管症候群
タルス管(足首の部位)が圧迫されることで、足首の痛みやしびれを引き起こす疾患。
長時間の立ち仕事や運動が原因となることがある。

6. 足首捻挫
足首の靭帯が過度に引っ張られることで起こる急性の痛み。
スポーツなどでの怪我が原因となることが多い。

7. 足首骨折(脛骨・腓骨・距骨)
足首の骨が折れることで起こる急性の痛み。
転倒やスポーツ中の怪我が原因となることが多い。

8. 糖尿病性神経障害
糖尿病患者に見られる神経障害で、足首の痛みやしびれを引き起こすことがある。
高血糖が神経にダメージを与えることが原因とされる。

これらのほかにも数多く、足首の痛みをひきおこす病名はたくさんあります。

きちんと医療機関でのDr(ドクター)の診察をうけることは重要です。そのうえで、薬を処方してもらうこともありますね。ただ、薬だけで治るレベルであれば、繰り返すことは基本的には少ないことが多いです。


あなたの痛みはどっち?足首の痛みにも種類がある!

足首の痛みの種類には大きく分けて2種類が存在し、急性と慢性があります。

【急性的な痛み】
急激な外傷や捻挫、骨折などによって引き起こされます。急性的な痛みは、突然現れて急速に悪化し、腫れや赤み、熱感などの症状を伴うことがあります。数日から数週間で改善することが一般的ですが、場合によっては長引くこともあります。
いわゆる、きっかけがある(転ぶ、ぶつかる、ひねる)痛みということが多くなります。どちらかというと一回の外力により、組織の損傷が起こるケースに多いです。


【慢性的な痛み】
通常、12週間以上続く痛みを指します。これは、関節炎や変形性関節症などの慢性疾患によって引き起こされることが多いです。慢性的な痛みは、日常生活や運動時に継続的な不快感や痛みを引き起こすことがあります。
こちらは明らかなきっかけがない(転ぶ、ぶつかる、ひねる)、あるいは覚えていない場合もかなりあります。
いわゆる、1回の外力が原因というより、日々の積み重なる蓄積の負荷により痛みが発症するケースに多いです。

足首が痛いあなたのタイプは一発屋?じわじわ蓄積型?

足首の痛みは、大きく分けて「外傷系」「蓄積型」に分類されます。

外傷系の痛みは、急激な外傷や捻挫、骨折などの直接的な1回の大きな外部要因によって引き起こされます。
一方、蓄積型の痛みは、日常生活や運動などの繰り返しの負荷や、関節の変形、炎症などによって徐々に発症しやすい特徴があります。

外傷系の痛みは、急に症状が現れ、痛みや腫れ、赤みなどの症状が比較的明確に現れます。一方、蓄積型の痛みは、初期段階では軽度な痛みや違和感から始まり、徐々に悪化していくことがあります。このような痛みは、しばしば日常生活の中で「何となく痛いな」と感じる程度であり、重症化する前に適切なケアが必要です。

どちらのタイプの痛みであっても、適切な治療やケアを行うことで症状を軽減することが可能です。しかし、特に蓄積型の痛みは、初期段階での対処が重要です。ですので、足首の痛みは無視せず、症状が重くなる前に適切な対処を行うことが大切です。自分の足首の痛みのタイプを理解し、適切なケアを行うことで、健康な足首を保つことができるのです。

足首が痛いなぜ繰り返す?原因と解決策を徹底解説!

足首が痛い!足首が痛い!繰り返している4つの理由

足首の痛みを繰り返している理由について以下に解説していきます。

①適切なケアが不足している可能性
足首の痛みが繰り返す理由の一つに、適切なケアが不足していることが考えられます。例えば、足首を過度に負担するような靴を履いている、運動不足で足首周りの筋肉が弱っている、適切なストレッチを行っていないなどが挙げられます。日常生活でのケアを見直し、足首に負担をかけないようにすることが重要です。

②慢性的な疾患が隠れている可能性
足首の痛みが繰り返す場合、慢性的な疾患が隠れている可能性があります。変形性関節症や関節リウマチなどの関節疾患、腱鞘炎、足首の骨折跡などが考えられます。症状が続く場合は、専門医による診断を受けることが必要です。

③過度の負荷や外傷が原因である可能性
足首の痛みが繰り返す原因として、過度な負荷や外傷が考えられます。例えば、スポーツや運動での過度な負荷、足首の捻挫や骨折、長時間の立ち仕事などが挙げられます。適切な休息やリハビリテーションを行うことで改善する場合もあります。

④生活習慣や姿勢の問題が影響している可能性
足首の痛みが繰り返す原因として、生活習慣や姿勢の問題が影響している可能性も考えられます。例えば、長時間の座り仕事や片足負担の多い姿勢、運動不足などが挙げられます。足首の負担を減らすために、生活習慣や姿勢の見直しが必要です。


足首が痛い!からだのケアのコツ繰り返す足首の痛みにサヨナラ!

足首の痛みは、単に足首だけのケアだけでは解決しないことが多くあります。身体全体のバランスや姿勢、筋肉のバランスなども重要な要素です。特に40代以上の女性は、骨密度の低下や筋力の低下など、年齢による変化も考慮する必要があります。ここでは、足首の痛みを繰り返さないためのからだのケアのコツと実践方法を紹介します。

①全身のストレッチを行う
足首だけでなく、脚や腰、背中、肩など全身のストレッチを行うことで、身体全体のバランスを整えることができます。特に、ヒップやハムストリングスなどの筋肉をしっかり伸ばすことで、足首への負担を軽減できます。

②適度な運動を継続する
有酸素運動や筋力トレーニングを定期的に行うことで、筋力や柔軟性を維持し、骨密度を高めることができます。また、運動は血流を良くし、関節の痛みを軽減する効果もあります。

③バランスの良い食事を心がける
カルシウムやビタミンDを含む食品を摂取し、骨密度を保つことが重要です。また、抗酸化作用のある食品やオメガ3脂肪酸を含む食品も積極的に摂取することで、関節の健康をサポートできます。

④適切な靴を選ぶ
足首をサポートするためには、適切な靴を選ぶことも重要です。クッション性やアーチサポートがある靴を選ぶことで、足首への負担を軽減することができます。

⑤定期的な健康診断を受ける
足首の痛みが続く場合は、専門家に相談することも大切です。骨密度測定や姿勢のチェックなど、定期的な健康診断を受けることで、適切なケアを行うことができます。

足首の痛みを繰り返さないためには、足首だけでなく全身のケアをしっかり行うことが重要です。健康な身体を保つために、日常生活でのケアを意識して取り入れてみてください。

足首が痛い足首の痛み解消に腰回りと足のストレッチ!

足首が痛い!そんな繰り返している痛みを解消していくには腰回りのケアも重要です!

足首の痛みを解消したいと思っても、「なぜ腰周りのケアが必要なの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。実際、足首が痛いからといって、腰周りをケアする必要があるのでしょうか?
答えは、「早く、効率的に、かつ繰り返す足首の痛みを解消するためには必須です!」です。なぜなら、足首周り部分の司令塔となるのは腰周りだからです。

足首が痛いから、足首のケアやストレッチをすることは普通に考えれば当然です。しかし、さらなる効果を得るためには、腰周りをケアしていくことが大切です。今回は、腰回りのケアに加えて、足首のセルフケアをお伝えします。

セルフケアを行う際に重要なのは、「痛みのない範囲で、力の強さを調整しながら行うこと」です。スポーツや部活動の経験者であれば、痛みを我慢して行動することが当たり前のように思えるかもしれませんが、痛みを抱えながらのセルフケアは逆効果です。

紹介するセルフケアは一部ですが、一つずつ試してみましょう。ただし、これらの方法だけで痛みが完全に解消するという魔法の運動ではありません。重要なのは、適切なタイミングで取り入れ、日常生活や運動時にどんな注意点があるのか、どのように管理していけばよいのかということを専門家とともに進んでいくことが大事なのです。


①腰回りのセルフケア
https://youtu.be/E5Y1aYqxixY?si=WY59XbDxJ75R8X5u

②足首のセルフケア(座った状態)
https://youtu.be/8tWlIhUIJjc?si=bDM-llIlQLVHYZGP

③足首のセルフケア(寝た状態)
https://youtu.be/c_5Sg4Dc8Jc?si=d3Cy3dWtx4YW67wd

④ふくらはぎのセルフケア
https://youtu.be/GY68ELEY8ac?si=R7kl-OeYwuSHIU1b


まとめ

今回は「足首の痛み」について学びました。
痛みを繰り返す足首の痛みにサヨナラするためには、お仕事や活動量なども鑑みながら、適切なストレッチやセルフケアを行うことが大切です。一つずつ取り組んでみて、自分に合った方法を見つけていくことが重要です。

大事なことは
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・ケガや病気のことをきちんと知ること
これらが重要となります。

当整体院『からだ塾』では、おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、他ではないトータルサポートで繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。

ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。

ご自身のからだのことを知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。


大田区池上の整体院からだ塾のご紹介

膝や腰の痛みでお悩みの方は、大田区池上の整体院「からだ塾」へご相談ください。
経験豊富な理学療法士が、痛みの緩和だけでなく、再発しない体作りをサポートします。
生活習慣病の予防やリハビリに加え、効果的なセルフケアのアドバイスも提供し、日常生活をより快適にするお手伝いをいたします。

サービス紹介

サービス紹介

痛みを繰り返さない体作りのためのカウンセリングお体の状態を把握させていただくためのカウンセリング。
痛みを繰り返さない体作りのために必要不可欠な要素となります。
逆説的にいうと、たくさんの方々は痛みを繰り返している「理由」があります。
その「理由=原因」を見つけていく必要が...
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大田区池上の整体院「からだ塾」は患者様ひとり一人の症状やご状況に合わせてしっかりとサポートできるよう、完全予約制とさせて頂いております。
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この整体コラムを書いた人

大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太

保有資格

  • 理学療法士(国家資格)免許取得
  • 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
  • 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
  • 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
  • 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
  • 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
  • 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
  • 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
  • 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
  • ポケットセラピスト   登録理学療法士
  • 健康経営アドバイザー取得
  • 一時救命処置(BLS:basic life support)取得

執筆

  • 医療情報サイト『Good Health』
    怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)

メッセージ

当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。

しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。

・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方

これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。

本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。

『あなたにもっと早く会えていれば良かった』

これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。

『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』

この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。

私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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