なぜ体幹作りが大事なのか?体の不調や腰痛、肩こりになる前からセルフケアが大事な理由!

現在では腰痛や肩こり改善の方法をスマホやネットで検索すると、溢れかえるほど情報が出てきます。
そして、どれが本当に正しいのか、そしてどれが私にあっているのかなど情報に惑わされた事はないでしょうか?

病院の診察や検査(レントゲンやMRIなど)では大きな問題がない場合には、痛み止めや湿布を処方されて無理しないように過ごすよう言われ、2週間後に再診察…。
場所によっては、病院や接骨院でも昔から行われている、電気治療や寝たまま腰を引っ張る牽引のリハビリ(牽引療法)やマッサージを行うことが多いです。

当整体院にも、
・レントゲンやMRI上、骨などには問題はなかったけどその後もなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった
・電気治療やクリニックや病院でのリハビリをやっていたが効果を感じなかった

・運動やストレッチが良いのは知ってるけど、具体的に何をやったら良いかわからない、誰も教えてくれない
など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。

腰痛改善は初めての腰痛を経験した方も、繰り返している方にしても、
腰痛の原因や正しい治療方法、そして正しい対策を理解して実践していくことが必要であり、
取り入れた方の多くのケースで改善が見られます。

 大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「痛みを改善させ、痛みを繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。
 当コラムでは痛みのない元気な生活を送れるよう、「腰痛や肩こり対策の体作り」について解説いたします。

腰痛や肩こり改善にはなぜ体幹作りが大事なのか?

今や運動といったら当たり前のように耳にする「体幹」というキーワード。

体の不調なく、快適に過ごすための「体作り」にいかに体幹が重要であるのか。

その中でもより重要な、
・モーターコントロール
・腹横筋

これについてお話をしていきます。

腰痛や肩こり改善に重要【モーターコントロール】

モーターコントロールとは、
関節が負担なく動ける「ニュートラルゾーン」内で動けるように、筋肉で制御する仕組みのこと。
関節には、各々ニュートラルゾーンがあり、
それを大きく超える動きに備えて構造的なロック機能をもちます。
おかげで、たとえば肘や膝は180度以上開かないようになっているのです。

でも、モーターコントロールが低下し、
ロック機能に毎度頼りすぎたり、動きやすいところばかりで動いたりすると、
特定の筋肉や靱帯などにダメージが蓄積します。
そうすることで、腰痛や肩こりといった症状につながってしまうのです。

モーターコントロールの鉄則は、
骨に近い深層筋(インナーマッスル)で関節を安定させて、
馬力のある表面に近い浅層筋(アウターマッスル)で
関節を滑らかに動かすことです。

SNSやYouTubeなどでもよく見かけるヨガやピラティスも、
最終的な目的は背骨のモーターコントロールを高めるための運動にほかならないのです。

腰痛や肩こり改善に重要【腹横筋】

息を深く吐けば、体幹のインナーが活動する!
つまり腹横筋の筋力強化や活性化が呼吸を使ってできるということ。
今では当たり前のように大事だと言われておりますね。

そんな「腹横筋」!

1990年代に、オーストラリアの理学療法士ポール・ホッジスが、
腰痛の予防と改善に果たす体幹の腹横筋や多裂筋などの重要性を指摘して以来、
腹横筋などを鍛える体幹作りの必要性が世界に広まった経緯があるようです!

腹横筋は、腹筋群の深層にありコルセットのように体幹を取り巻いています。
さらに、筋膜(胸腰筋膜)を介して、全部で5つある腰椎の一つ一つと繋がっております。
だからこそ、腰痛にはこの腹横筋のトレーニングが重要になるのです。

腰痛持ちでは、腹横筋の活動が、他の腹筋群と比べて遅く、
モーターコントロールが乱れる傾向があります。

腹横筋は、息を吐くと働きやすい特徴があり、
重たい物を持つときについ無意識でいってしまう「どっこいしょ」
これは息を吐いて腹横筋を先に働かせようという本能的な行為だそうです。

そんな大事な筋肉!
運動不足だと、筋肉は30代以降、年1%の割合で衰えるといわれてます。

いまこれを読んでいるみなさまは、おいくつですか?

普段から運動を取り入れていな人では
実年齢-30歳=〇〇%の筋力が減っている可能性があります。

でも、意外にも腹横筋は、高齢者が寝たきりになるまでほとんど衰えないという特徴があります。

「ただじっと坐っているだけでも、背骨を支えるために腹横筋は密かに使われています。使われているからこそ、それだけ衰えにくいのです」

衰えにくいといっても、腹横筋が思い通りに使えていなければ、「宝の持ち腐れ」です。

使いやすい場所である、
腰や肩、太ももの前側の筋肉だけで頑張っていては、
腰痛や肩こり予防・改善にも、動きのパフォーマンス向上にも役立ちません。

求められるのは、腹横筋にも効くモーターコントロールとしての体幹作りです。

インナーで背骨がしっかり安定していれば、アウターで動いても腰などにかかる負担は減り、
軸をブラさずに大きく正確な動作ができる!

腰痛や肩こりにならないためにも、
腰痛や肩こりを再発・繰り返さないためにも
腹横筋の再教育、
つまり使えていない部分を使い直すトレーニングが重要となり、
これが体幹作りの狙いの一つとなるのです。

大田区池上の整体院「からだ塾」で推奨している
呼吸トレーニングを取り入れて、
ぜひ腰痛や肩こり、そして体の不調に負けない体作りをしていきましょう!

まとめ

今回は「腰痛や肩こり対策の体作り」についての記事でした。

腰痛や肩こりは一生の中で多くの人が経験する一般的な症状ですが、その原因についての正しい知識と対策、そして適切な運動を取り入れることで、効果的に管理することができます。痛み止めや湿布、電気療法やマッサージの効果は限定的であり、科学的なエビデンスに基づいた運動や生活習慣の改善が重要です。

腰痛に対する正しい理解、効果的なストレッチや筋力強化エクササイズの実践、そして健康的な生活習慣を維持することが、腰痛の予防と改善に繋がります。専門家の助言を受けながら、自分に合った方法で腰痛と向き合いましょう。

痛みを繰り返している腰痛にサヨナラするためには、お仕事や活動量なども鑑みながら、適切なセルフケアやトレーニングを行うことが大切です。一つずつ取り組んでみて、自分に合った方法を見つけていくことが重要です。

大事なことは
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・ケガや病気のことをきちんと知ること
これらが重要となります。

当整体院『からだ塾』では、おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、他ではないトータルサポートで繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。

ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。

ご自身の体のことを正しく知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。


大田区池上の整体院からだ塾のご紹介

膝・腰などの痛みは大田区池上の整体院 からだ塾にご相談ください。
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運動療法での生活習慣病対策やリハビリ、セルフケアのアドバイスも行います。

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痛みを繰り返さない体作りのためのカウンセリングお体の状態を把握させていただくためのカウンセリング。
痛みを繰り返さない体作りのために必要不可欠な要素となります。
逆説的にいうと、たくさんの方々は痛みを繰り返している「理由」があります。
その「理由=原因」を見つけていく必要が...
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この整体コラムを書いた人

大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太

保有資格

  • 理学療法士(国家資格)免許取得
  • 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
  • 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
  • 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
  • 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
  • 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
  • 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
  • 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
  • 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
  • ポケットセラピスト   登録理学療法士
  • 健康経営アドバイザー取得
  • 一時救命処置(BLS:basic life support)取得

執筆

  • 医療情報サイト『Good Health』
    怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)

メッセージ

当整体院は「お客様自身が『自らの力』で健康になってもらう」をミッションとしております。
ご自身の大事なお体の特徴、状態を把握している方はそう多くない現状です。
それは、子供のころから、体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。
痛みを繰り返しているには「理由」があります。
寝て、マッサージをしてもらって、ラクになって帰る。これだけでは痛みを繰り返してしまいやすいのです。
大事なことは
おからだの特徴を知り、それに対し、どのようなケア方法、トレーニング方法を知り、実践していくかが重要となります。

『あなたにもっと早く会えていれば良かった』
これは私たちが病院勤務の時、理学療法士としてリハビリテーションを患者さんと行っているときによく言われた忘れられない言葉です。

『40代、50代であなたに会って、からだの事を教えてもらえていたら、こういうからだにはならなかったかもしれないね』
これが、私が病院だけでは助けられない方々がいると直面し、病院に入院してからではなく、問題が浮き彫りに出る前から、支援をしないといけないと決意が固まった瞬間でした。

私たちができる事は何か?を日々探究しながらより良いサポートができるように邁進しております。
そしてこの大田区で地域貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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