現在では腰痛、膝痛や肩こり改善の方法をスマホやネットで検索すると、溢れかえるほど情報が出てきます。
そして、どれが本当に正しいのか、どれが私にあっているのかなど情報に惑わされた事はないでしょうか?
病院の診察や検査(レントゲンやMRIなど)では大きな問題がない場合には、痛み止めや湿布、コルセットを処方されて無理しないように過ごすよう言われ、2週間後に再診察…。
場所によっては、病院や接骨院でも昔から行われている、電気治療や寝たまま腰を引っ張る牽引のリハビリ(牽引療法)やマッサージを行うことが多いのではないでしょうか?
当整体院にも、
・レントゲンやMRI上、骨などには問題はなかったけどその後もなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった
・電気治療やクリニックや病院でのリハビリをやっていたが効果を感じなかった
・運動やストレッチが良いのは知ってるけど、
初めて腰痛を経験した方も、繰り返している方にしても、
腰痛の原因や正しい治療方法、そして正しい対策を理解して実践していくことが必要であり、
取り入れた方の多くのケースで改善が見られます。
大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「痛みを改善させ、痛みを繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。
当コラムでは痛みのない元気な生活を送れるよう、「コルセットの効果」について解説いたします。
大田区池上整体院腰痛にコルセットは効果がありますか?
こんなことをお客様からよくご質問を受けます。
・腰が痛い時はコルセットをつければいいんですよね?
・コルセットはずっと付けちゃダメって言われたことがあるのですが本当?
・コルセットは寝ていてもした方が良いですよね?
結論から言いますと、
腰痛症状の急性期であれば一時的に痛みの緩和の効果も見られることがある。
しかし、長期間のコルセット使用は筋力低下が起こるためおすすめしない。
腰痛診療ガイドライン2019(改定第2版)より、
エビデンス(EBM:Evidence Based Medicine 根拠に基づく医療)では、
腰の装具療法(コルセット)は、
・推奨度2(行うことを弱く推奨する)
・エビデンスの強さC(効果の推定値に対する確信は限定的である)
つまり、
『腰のコルセットを行うだけで、腰痛が改善するという根拠はほとんどない』
ということになります。
実際にコルセットはどんな目的と効果があるのか?
では実際にコルセットはどんな効果があるのか確認しておきましょう。
コルセットの主な目的と効果についてです
【目的と効果】
・固定、動きの制限(腰椎の屈曲、伸展、側屈の制限できる方向は多様)
・姿勢、変形の矯正
・機械的負荷の軽減
・腹圧を高めること
・不安感の減少
・保温 など
このような効果が期待はされております。
私自身、
腰痛になったこともありコルセットは一時的に使用していた時期もあります。
病院勤務時代には手術後の固定が大事な期間には、
コルセットの中でもガチガチに硬いプラスチックでできている
「硬性コルセット」と言われるものを着けてもらいながら、
患者さんとリハビリを行うことも日常茶飯事でした。
ですが、、、
これは脊椎の外傷後や固定術などの手術後などにおいては、
長期にわたって24時間の装着が必要な場合があるだけで、
これも手術をしたところが徐々に安定し(怪我や病気、術式によって期間は異なります)、
リハビリでの運動療法も取り入れて進めていくことで、
基本的にはコルセットは卒業します!
コルセットに頼りすぎると起こる体への影響
ぎっくり腰や慢性腰痛に関して、
手術後のように「長期間、または24時間の装着」と同じようなことをしていると、
ご自身で支えなければならない筋肉が段々と弱くなります。
本来は抗重力筋と呼ばれる、
お腹や背中の筋肉でからだを支えなければいけないところを
コルセットが代わりをしてくれるので
一時的に痛みが軽減したり楽になる効果はあるのですが、
ご自身の力を使っていないため筋力低下につながってしまうのです。
さらにコルセットで固定しているということは、
筋力だけではなく背骨の動きを過剰に制限することになるため、
可動性や柔軟性の低下も引き起こしてしまうことがあります。
コルセットを装着すると痛みが楽になる方が、
どのような原理で腰痛が楽になるかというと、
コルセットの役割の一つである、
腹腔内圧(お腹にかかる圧のこと)が高まることで
お腹と背中が安定し背中にかかる負担が軽減できるからです。
つまり、
この腹腔内圧を意識的にかけることができるかどうかが
腰痛改善には重要なポイントになってくるということです。
そのため、
コルセットに頼りすぎると、
ご自身の力で腹腔内圧を高められず支えられなくなるために
腰の部分には負担がさらにかかりやすくなり、
腰痛が繰り返されたり、慢性化してしまう原因にもなってしまうのです。
また、コルセットの閉め過ぎで、
周りの組織が圧迫されて循環不良となり、
しびれが出たり、かえって痛みが増大することもあるので注意が必要です。
コルセットは正しい方法と期間使おう!見極めることが大事
【まとめ】
・急性腰痛の一時的な痛みの緩和には効果もある
・腰のコルセットを行うだけで、腰痛が改善するという根拠はほとんどない
・長時間、長期間の使用でお腹や背中の筋力低下を招く危険がある
・腹腔内圧を高められるように筋力をつけることが大事
コルセットは常時使用するのではなく、
必要な時にだけ使用し、
症状が落ち着いてきたら、
普段から身体を支えるための筋肉を運動で強くしていくことが大事になります。
「腰痛」にも大きく分けて4つの種類があり、
筋肉、椎間板、関節(椎間関節、仙腸関節)でのトラブルが大半です。
ご自身の腰痛は何が原因で、そしてどこが痛みを大しているのかを知ることが改善への一歩になります。
まとめ
今回は「コルセットの効果」についての記事でした。
腰痛や肩こりは一生の中で多くの人が経験する一般的な症状ですが、その原因についての正しい知識と対策、そして適切な運動を取り入れることで、効果的に管理することができます。痛み止めや湿布、電気療法やマッサージの効果は限定的であり、科学的なエビデンスに基づいた運動や生活習慣の改善が重要です。
腰痛に対する正しい理解、効果的なストレッチや筋力強化エクササイズの実践、そして健康的な生活習慣を維持することが、腰痛の予防と改善に繋がります。専門家の助言を受けながら、自分に合った方法で腰痛と向き合いましょう。
痛みを繰り返している腰痛にサヨナラするためには、お仕事や活動量なども鑑みながら、適切なセルフケアやトレーニングを行うことが大切です。一つずつ取り組んでみて、自分に合った方法を見つけていくことが重要です。
大事なことは
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・ケガや病気のことをきちんと知ること
これらが重要となります。
当整体院『からだ塾』では、おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、他ではないトータルサポートで繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。
ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。
ご自身の体のことを正しく知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。
大田区池上の整体院からだ塾のご紹介
膝や腰の痛みでお悩みの方は、大田区池上の整体院「からだ塾」へご相談ください。
経験豊富な理学療法士が、痛みの緩和だけでなく、再発しない体作りをサポートします。
生活習慣病の予防やリハビリに加え、効果的なセルフケアのアドバイスも提供し、日常生活をより快適にするお手伝いをいたします。
サービス紹介
痛みを繰り返さない体作りのために必要不可欠な要素となります。
逆説的にいうと、たくさんの方々は痛みを繰り返している「理由」があります。
その「理由=原因」を見つけていく必要が...
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この整体コラムを書いた人
大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太
保有資格
- 理学療法士(国家資格)免許取得
- 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
- 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
- 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
- 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
- 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
- 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
- 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
- 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
- ポケットセラピスト 登録理学療法士
- 健康経営アドバイザー取得
- 一時救命処置(BLS:basic life support)取得
執筆
- 医療情報サイト『Good Health』
怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)
メッセージ
当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。
しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。
・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方
これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。
本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。
『あなたにもっと早く会えていれば良かった』
これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。
『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』
この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。
私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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