「歩くだけで腰が痛い」──
それは決して“ただの運動不足”や“年齢のせい”ではありません。
実は、腰痛を繰り返す方の多くが、歩き方・姿勢・靴の選び方・生活リズムなど、ご本人も気づいていない日常動作のクセによって、無意識のうちに腰へ負担をかけています。
この記事では、総合病院14年の臨床経験と徒手療法の専門資格を持つ理学療法士が、
「なぜ歩くと腰が痛くなるのか?」というメカニズムを深掘りしながら、
・身体の連動性
・環境とのバランス
・再発しないための対策の選び方
までを、わかりやすくまとめています。
今のあなたに必要なのは「がんばること」ではなく、「自分の体を正しく知ること」です。
ぜひ、最後まで読み進めてみてください。
当整体院にも、
・レントゲンやMRI上、加齢に伴う変形はあるが大きな問題はなかった。けどなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、日常生活の活動や仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった…
・整骨院で電気治療、病院やクリニックでのリハビリをやっていたが効果を感じなかった…
など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。
「腰痛には治療だけでなく、正しい施術とアプローチ、考え方、取り組み方が必要です!」多くの方が抱える腰痛に対して、理学療法士の視点からのアプローチを詳しく解説し、効果的な施術法と自宅でできるセルフケアをご提案します。
大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「腰痛を改善させ、腰痛を繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリなぜ「歩くと腰痛い」状態になるのか?|原因とメカニズムを解説
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ腰に負担がかかる歩き方とは?あなたの歩き方、間違っていませんか?
「歩くと腰が痛い」と感じる方の多くは、“歩き方”そのものに無自覚な癖を抱えています。特に、腰痛をくり返している方ほど、長年しみついた歩き方のパターンが、知らず知らずのうちに腰へ負担をかけていることが少なくありません。
たとえば…
・無意識に片足へ体重を乗せるクセ
・上半身だけで前へ進もうとする“前のめり”な歩き方
・からだがよこにゆれる動きが大きく、ペンギンのような歩き方
これらの歩き方は一見些細なようでいて、日々の積み重ねが腰の筋肉や関節に余計なストレスをかけ、痛みを引き起こす原因になり得ます。
ただし、歩き方そのものが「悪い」と決めつける必要はありません。
歩き方はその人の体の特徴や生活習慣の結果であり、ある意味“その人らしさ”とも言えます。
しかしながら、痛みをくり返しているのであれば、その歩き方が今のあなたの体にとって「負担になっている可能性がある」ということ。つまり、“変える必要がある”というサインなのです。
さらに、「痛みを避けよう」と無意識にかばう動作が加わることで、不自然な筋肉の使い方が定着してしまい、腰だけでなく膝や股関節、背中にまで負担が波及する「痛みの連鎖」が起こることも。
からだ塾では、「歩くときの腰痛」はあくまでも“結果”であり、真の原因はその歩き方の背後にある身体機能のアンバランスだと捉えています。
あなたの腰痛の“根本原因”を見つける第一歩になります。
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ骨盤・股関節の硬さと筋力低下が腰痛の引き金に
「歩くと腰が痛い…」
この痛み、実は“腰”そのものに問題があるとは限りません。
特に、腰痛をくり返している方の場合、骨盤や股関節の硬さ、周囲の筋力低下が“痛みの原因”になっているケースが非常に多いのです。
骨盤・股関節の「硬さ」が問題になる理由
歩行時、骨盤と股関節は体幹と脚をつなぐ“ハブ”のような役割を果たします。
この連動部分が硬くなると、脚を前に出すたびに腰が余計にねじれたり、反ったりと、本来動かなくてよいところまで動かされてしまうのです。
たとえば…
・股関節が硬いせいで歩幅が小さくなる
・骨盤が動かないせいで腰を振って歩く癖がつく
・腰で脚を引き上げるような歩き方になる
このように、股関節や骨盤が“動かない”分の負担を、腰が無理やり代償している状態が長く続けば、腰にかかる負担は想像以上です。
筋力低下にも要注意
特に中高年以降では、お尻や腹筋まわりの筋力低下も見逃せません。
体を支えるインナーマッスル(深層筋)が弱ってくると、歩くたびに体幹がブレやすくなり、腰がグラつきやすくなります。
結果として、
・歩行中にふらつく
・坂道や階段で腰にズーンとした痛みを感じる
・長時間歩くと腰がどんどん張ってくる
といった症状が起こりやすくなります。
「原因は腰だけじゃない」からこそ、ケアの視点を変える
腰が痛いからといって、腰だけを揉んだりストレッチしたりしても、根本的には改善しないケースが多いのが実情です。
繰り返す腰痛に悩んでいるなら、「骨盤・股関節の動きや筋力を見直すこと」が非常に大切です。
腰だけに目を向けるのではなく、腰がかばっている部分に目を向けること。
それが、再発を防ぐための第一歩です。
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ歩行時の腰痛に多い「見逃されがちな3つの原因」
「姿勢が悪いから問題があると思っていたけど、実はそれだけではなかったのか」
これは、からだ塾にいらっしゃる多くの方が口にされる言葉です。
歩行時の腰痛は、単なる“筋力不足”や“姿勢の悪さ”だけでは説明できないケースが少なくありません。
ここでは、意外と見落とされやすい3つの原因を紹介します。
① 歩数や立っている時間による“負荷バランスの崩れ”
歩きすぎによる「オーバーワーク」も、逆に動かなさすぎる「アンダーユース」も、腰痛を引き起こす大きな要因です。
特に再発を繰り返している方は、日常の動作量と体の回復力のバランスが崩れているケースが多く見られます。
ウォーキングを始めたらかえって腰が悪化した
1日1万歩を目標にしていたが、痛みが強くなった
デスクワーク中心で“動かなさすぎる”ことが続いている
このような状況では、「体にとって適切な負荷量」が見極められていない可能性があります。
量よりも“質”を意識した動きにシフトしていくことが、腰痛再発を防ぐ鍵となります。
② 誤った“運動パターン”が腰に負担をかけている
歩く・立つ・しゃがむといった日常動作に、いつの間にか「崩れたパターン」が身についていることがあります。
たとえば、
・歩くときに骨盤が全く動かない(腰が代償して動きすぎる)
・腰を反らせながら体を支えるクセがある
・足ではなく背筋ばかり使って姿勢を保っている
こうした代償的な運動パターンが続くと、使われすぎた部位(腰)にだけ痛みが集中してしまいます。
からだ塾では、こうした“動き方の偏り”を見極め、個別の改善アプローチを提案しています。
③ 靴の種類によるメカニカルストレスの違い
意外に見落とされがちなのが「靴の影響」です。
かかとがすり減ったままのスニーカー、柔らかすぎるスリッポン、底が硬くて反発性の強いシューズ…。
こういった靴を日常的に履いていると、地面からの衝撃がうまく吸収されず、腰へとダイレクトに負担が伝わってしまいます。
また、靴が身体に合っていないと、歩き方そのものにも悪影響が出やすくなり、「かばう歩き方」が腰痛を慢性化させる原因に。
痛みが続く場合は、どんな靴を、どんな場面で履いているかを見直すことも、重要な腰痛対策の一つです。後ほど詳しく記述しております。
どれも単体ではささいなことに見えるかもしれません。
ですが、こうした小さなズレの積み重ねこそが、腰痛を「繰り返す」原因になっています。
だからこそ、今の自分の生活と体の関係性に一度しっかり目を向けてみることがとても大事なのです。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ再発を防ぐには?「歩くと腰が痛い」人のための改善戦略
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ痛みがあるうちに無理は禁物!“歩き方”より優先すべき初期対応
「歩くと腰が痛い」──そんな悩みを抱えながらも、
「もっと歩かないと運動不足になる…」
「医師から“できるだけ歩きなさい”と言われた」
「本当はもっと外出したいのに、腰が痛くて歩けない…」
という葛藤をお持ちの方も少なくありません。
特に50代以降では、“運動不足は体に悪い”という意識が強く、「多少痛くても歩かなきゃ」と頑張ってしまいがちです。
ですが、その“無理”が、かえって腰痛を長引かせてしまっているケースが多いのです。
私たち〈からだ塾〉では、「歩くときの腰痛」は“結果”であって、本当の原因は別にあると考えています。
そして、痛みが出ている間にやるべきことは、「歩数を増やす」ことではありません。
むしろ痛みが出ている状態で無理に歩き続けると、「かばい歩き」が習慣化し、筋肉や関節に偏った負担がかかることで、痛みが慢性化・再発するリスクが高まります。
たとえば以下のようなサインがある場合、
・一歩目で腰にズキッと痛みが走る
・歩いていると腰がジワジワ重くなる
・歩くたびに左右のバランスが崩れている感じがする
これらは、すでに腰や股関節の動きに不調がある証拠です。
だからこそ、まずは「歩き方を意識する」よりも、「痛みが出ない歩き方に戻れる土台を整える」ことが先決なのです。
具体的には、
痛みが強い時期は、活動量を一時的にコントロールすること
患部の過負荷を軽減し、体のバランスを整える時間を持つこと
“頑張って歩く”のではなく、痛みが出ないように調整することを優先すること
これらが初期対応として最も大切になります。
焦って歩数を増やすのではなく、「歩ける体に戻してから歩く」という視点で、今の自分の体と丁寧に向き合っていきましょう。
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ腰と骨盤はセットで動く|“動きの連動性”が腰への負担を左右する
「歩くと腰が痛い」と感じる方に多く見られるのが、骨盤まわりの微細な動きが乏しくなっている状態です。
ここで誤解してはいけないのは、「骨盤が大きく動くべき」という話ではありません。
実際に、仙腸関節(骨盤の中心にある関節)の可動域は非常に小さく、1〜4mm程度の滑りや2〜3°の回旋しか起きないとされています【参考:Vleeming et al., 1990】。
しかし、このごくわずかな運動が、歩行時の衝撃吸収や力の伝達において非常に重要な役割を果たしています。
たとえば──
・歩く際に脚を前に出す → 骨盤が前傾しながらわずかに回旋する
・反対側の脚が後方に伸びる → 骨盤が後傾しながら逆方向に回旋する
このように、左右の骨盤が交互にわずかに動くことで、脊柱から股関節へと力がスムーズに伝わり、無理のない歩行が可能になります。
ところが、長年の生活習慣や運動不足、姿勢不良などが重なると、
この「微細な連動性」が失われ、結果として腰椎に直接的なストレスがかかるように。
つまり、問題は“骨盤の大きな動き”ではなく、骨盤を含む体幹・股関節まわりの協調性が低下していることなのです。
〈からだ塾〉では、このような方針で再発予防に取り組んでいます:
・骨盤単体の可動性よりも、「股関節・胸椎・体幹との連動性」に注目
・可動域の拡大ではなく、「適切なタイミングで適度に使える身体づくり」を重視
・痛みが強くない範囲で、わずかな回旋・傾斜を感じ取る動作からスタート
たとえば、椅子に浅く座り、左右のお尻に交互に体重を乗せるような運動でも、
骨盤周囲の感覚を取り戻すには効果的な第一歩になります。
再発しない歩行を手に入れるためには、
“動ける骨盤”ではなく“連動する身体”を取り戻すことがカギとなります。
【参考文献】
Vleeming, A., Stoeckart, R., & Snijders, C. J. (1990). The sacroiliac joint: an overview of its anatomy, function and potential clinical implications. Manual Therapy, 5(1), 5–17.
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ歩き方を変えるだけでは足りない?本当に見直すべき“運動のクセ”とは
「歩くと腰が痛い…」
その原因を、年齢や姿勢、あるいは過去に診断されたヘルニアや狭窄症のせいだと思っていませんか?
もちろん、そうした要因が背景にあることもあります。
しかし実際には、「体の使い方(運動パターン)」そのものに偏りがあり、
それが痛みを繰り返す根本的な原因になっているケースが非常に多いのです。
◆ 腰痛を招きやすい「2つの運動パターン」
腰痛を繰り返す方の体には、以下のような使い方の偏りがよく見られます。
① 股関節・胸椎が硬く、腰が代わりに頑張るタイプ
本来、大きく動くべき「股関節」や「胸椎」が硬くなると、その分の動きを腰が無理に担おうとしてしまいます。
その結果、腰が過剰に動き、常に疲労を蓄積しやすくなります。
② 腰まわりが不安定なタイプ(いわゆる「不安定性腰痛」)
柔らかすぎて安定しない腰は、歩行や日常動作のたびにブレやすくなり、周囲の筋肉が過緊張して痛みを引き起こします。
腹圧の低下や体幹の筋力不足も、こうしたタイプの原因になりやすいです。
◆ 腰にかかる「ストレスの方向」も要チェック
痛みを感じる動きの方向によって、腰にかかっているストレスのタイプが異なります。
① 前屈型腰痛(かがむと痛い)
→ 椎間板や筋膜に負担が集中。デスクワーク姿勢や猫背が原因になりやすいです。
② 後屈型腰痛(反ると痛い)
→ 椎間関節や神経への圧迫が原因。反り腰や「歩くときに腰だけ反る」クセがある方に多く見られます。
「どんな動きで痛みが出るのか?」を知ることで、対策の方向性も明確になります。
◆ 再発を防ぐカギは「使いすぎ」と「使えてない」のバランス整理
からだ塾では、「腰のどこが痛いか」よりも、
✔ どこを使いすぎているのか?
✔ どこが使えていないのか?
を見極めて、体のバランスを整えることを重視しています。
腰が痛い=腰だけが悪い、というわけではありません。
使い方に偏りがあることで、「結果として腰に負担が集中している」ことが多いのです。
腰痛は“結果”です。
その背景にある「運動のクセ」を見直すことで、
「歩くと痛い腰痛」から、きっと抜け出すことができます。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ歩くと腰が痛い方のための対策集|歩き方と日常ケアの見直しで再発を防ぐ
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ痛みが出る前に整える「歩く前の腰痛改善の準備運動」
腰への負担を減らす、毎日1分の“骨盤スイッチ体操”
「歩き始めの一歩目で腰にズキッとくる…」「歩きたいのに痛くなるのが怖い」
そんな声を多くいただきます。
とくに朝起きたあとや長時間の座位姿勢からの歩行時、腰のまわりの関節や筋肉がこわばったまま動き出すと、その負担がダイレクトに腰にかかります。
からだ塾では、歩き出す前に“骨盤のスイッチ”を入れることを推奨しています。
やることは、とてもシンプル。たった一つの動きだけでOKです。
《骨盤スイッチ体操》
【やり方】
椅子に浅く腰掛けます。背筋は軽く伸ばし、足は肩幅に開きます。
骨盤をおこす(前傾)⇒たおす(後傾)
これを10回、ゆっくりと交互に繰り返します。
たったこれだけです!
【ポイント】
①骨盤をおこす(前傾)ときは、腰をそりすぎず
②力いっぱいがんばるトレーニングではないので、なめらかに動かす
③痛みのない範囲でゆっくり呼吸をしながら
この体操は、骨盤の微細な動きを引き出し、股関節や体幹の連動性を“目覚めさせる”効果があります。
「痛くなる前に、スイッチを入れてから歩く」
それだけで、腰の負担は大きく変わってきます。
続けるほどに、体が“動きやすい状態”を覚え、日常の歩行もより快適に。
今日から、1日1分の骨盤スイッチ体操を習慣にしてみませんか?
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ「その靴、大丈夫?」歩くたびに腰を痛める靴の落とし穴
腰痛を繰り返している方の中には、「歩くと痛い原因が、まさか靴にあるなんて…」と驚かれる方が少なくありません。
実は、日常的に履いている靴が“メカニカルストレス”を増やし、腰に負担をかけているケースが非常に多いのです。
たとえば──
靴底がすり減っている(特に左右差がある場合)
クッション性がなく硬い靴(履き慣れていない革靴など)
ヒールや厚底の靴(重心バランスが崩れやすい)
サイズが合っていない靴(足元が不安定になり歩行にねじれが生じる)
こうした靴を履いていると、歩くたびに姿勢が微妙にズレ、腰に「ねじれ」や「片寄り」のストレスが蓄積されていきます。
実際、当院に来院された方でも「靴を変えただけで腰の痛みが激減した」というケースは少なくありません。
<再発予防のための靴選び+履き方のポイント>
1. クッション性と柔軟性がある靴底
地面からの衝撃を吸収し、腰への負担を和らげてくれます。
2. かかとが安定している(ヒールカウンターがしっかりしている)もの
足首がグラつかず、骨盤の安定につながります。
3. 自分の足に合ったサイズと形状
横幅や足の甲の高さまでフィットしているかを確認しましょう。
4. 靴ひもは“しっかり結ぶ”ことが前提
意外と見落とされがちですが、靴ひもをゆるく結んだまま履くと、足が靴の中でズレてしまい、足裏のアーチが崩れやすくなります。
このアーチ構造は、歩行時の衝撃を吸収し、膝・股関節・腰にかかる負担を分散する重要な役割を担っています。
そして何より大切なのは、靴の状態を定期的に見直すことです。
靴底のすり減り方には、あなたの歩き方のクセがそのまま現れます。
「外側だけ削れている」
「片方だけ異常に減っている」
といった傾向があるなら、それは身体からのサインかもしれません。
“歩きやすさ”を求めて選んだつもりの靴が、実は“腰痛を引き起こす要因”になっていることもあります。
あなたの足元、今こそ見直してましょう!
腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ「歩くと腰が痛い」対策は優先順位のつけ方で結果が変わる
「歩き方を変えたほうがいいのかな?」
「ストレッチ?筋トレ?どれをすればいいの?」
「靴や姿勢が悪いのかも…」
──腰痛を繰り返す方ほど、「対策の選び方」で迷ってしまいがちです。
けれど実は、“何をするか”よりも“どの順番で取り組むか”のほうが大切です。
私たち〈からだ塾〉では、腰痛の再発予防において“対策の優先順位づけ”を非常に重視しています。
■ なぜ「優先順位」が大事なのか?
腰痛には、柔軟性・筋力・歩き方・姿勢・生活習慣…と、さまざまな原因が絡み合っています。
それらのどれが「一番強く影響しているのか」を見極めずに、とにかく色々やってしまうと、
逆に「何が効いたのか分からない」「効果が出ない」といった遠回りになってしまうことがあるのです。
■ まず見直したい、3つの優先ポイント
以下の3つは、腰痛が再発しやすい方に特に多い傾向です。
① セルフケアよりも前に「負荷」を見直す
痛みが出ている状態で歩数だけを増やすのは逆効果です。
まずは「どれくらい歩くと痛むか」を把握し、必要なら“減らす”ことも一つの選択肢です。
② 柔軟性や筋力の低下を「動きのクセ」から見つける
「股関節が硬い」「片脚立ちがふらつく」など、自分の体の使い方を見直すことで、本当に必要なエクササイズが明確になります。
③ 靴や姿勢、日常の小さな癖が「痛みの温床」になる
とくに再発を繰り返している場合は、「腰に負担をかける日常」が何気なく続いているケースが多く見られます。
■ あなたにとっての“最優先”は何か?
「ネットに書いてあったから」「〇〇さんに勧められたから」という理由で対策を始めるのではなく、
“あなた自身の状態”をしっかり観察してみることが第一歩です。
そして、今の状態に合った順番で対策を選ぶことで、はじめて「痛みの再発しない体づくり」がスタートします。
無理にすべてを一度に変えようとせず、
今のあなたにとって「一番大切な一歩」から始めてみてください。
その一歩こそが、腰痛に振り回されない未来につながっていきます。

まとめ:「歩くと腰が痛い」を繰り返さないために今できること
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「歩くと腰が痛い」という症状には、
✔歩き方の癖
✔骨盤まわりの可動性と連動性の低下
✔間違った靴の選び方や履き方
✔休養不足による疲労の蓄積
など、複数の要因が関係しています。
つまり、表面的なストレッチや体操だけでは、本質的な改善にはつながらないことが多いのです。
セルフケアの第一歩は、「今の自分を正しく知ること」から。
無理なく、少しずつ、ご自身の体にやさしく向き合っていきましょう。
今回は「【再発をくり返す腰痛に終止符を】歩くだけで腰が痛い人の共通点と根本対策」についての記事でした。
腰痛の改善には、単なる痛みの緩和ではなく、根本的な原因に対応するための多角的なアプローチが効果的です。病院治療、整体施術、自宅でのセルフケアを組み合わせ、腰痛の予防と長期的な健康管理を目指しましょう。正しい知識と習慣の確立により、腰痛から解放される日常を目指します。
大事なことは、
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・腰痛、ケガや病気のことを正しく知ること
これらが重要となります。
当整体院『からだ塾』では、おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、他ではないトータルサポートで繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。
ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。
ご自身のからだのことを知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。
大田区池上の整体院からだ塾のご紹介
膝や腰の痛みでお悩みの方は、大田区池上の整体院「からだ塾」へご相談ください。
経験豊富な理学療法士が、痛みの緩和だけでなく、再発しない体作りをサポートします。
生活習慣病の予防やリハビリに加え、効果的なセルフケアのアドバイスも提供し、日常生活をより快適にするお手伝いをいたします。
サービス紹介
痛みを繰り返さない体作りのために必要不可欠な要素となります。
逆説的にいうと、たくさんの方々は痛みを繰り返している「理由」があります。
その「理由=原因」を見つけていく必要が...
初回予約のご案内
大田区池上の整体院「からだ塾」は患者様ひとり一人の症状やご状況に合わせてしっかりとサポートできるよう、完全予約制とさせて頂いております。
ご予約はお電話または、Web予約システムにて承っております。
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この整体コラムを書いた人
大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太

保有資格
- 理学療法士(国家資格)免許取得
- 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
- 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
- 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
- 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
- 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
- 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
- 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
- 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
- ポケットセラピスト 登録理学療法士
- 健康経営アドバイザー取得
- 一時救命処置(BLS:basic life support)取得
執筆
- 医療情報サイト『Good Health』
怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)
メッセージ
当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。
しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。
・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方
これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。
本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。
『あなたにもっと早く会えていれば良かった』
これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。
『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』
この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。
私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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