股関節が固い。
そう感じながらも、「年齢のせいかもしれない」「こんなものなのかな」と、どこかで納得しようとしていませんか。
ストレッチをしても、以前のように軽く動く感じは戻らない。
それでも、「続けていればいつか良くなるはず」と、自分に言い聞かせてきた。
けれど心のどこかでは、
「このまま自己流で続けていて大丈夫なのだろうか」
という不安が消えないままになっている方も多いはずです。
股関節の問題は、実は股関節だけで起きていることはほとんどありません。
腰や体幹といった“土台”の状態が整っていないままでは、どれだけ股関節をケアしても変化が出にくいのです。
この記事では、
「股関節を柔らかくすること」ではなく、
股関節が動ける体を取り戻すために、どこから整えるべきか
という視点でお話ししていきます。
頑張り続ける前に、一度立ち止まって読み進めてみてください。
当整体院にも、
・レントゲンやMRI上、加齢に伴う変形はあるが大きな問題はなかった。けどなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、日常生活の活動や仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった…
・整骨院で電気治療、病院やクリニックでのリハビリをやっていたが効果を感じなかった…
など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。
「腰痛、股関節痛には治療だけでなく、正しい施術とアプローチ、考え方、取り組み方が必要です！」多くの方が抱える慢性腰痛、坐骨神経痛、股関節痛に対して、理学療法士の視点からのアプローチを詳しく解説し、効果的な施術法と自宅でできるセルフケアをご提案します。
大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ～からだ塾～では、「腰痛、股関節痛を改善させ、腰痛、股関節痛を繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリストレッチしても股関節が固いのはなぜ起こるのか？
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリそもそも「股関節が固い」とはどういう状態か
「股関節が固い」と聞くと、多くの方は
「体が硬い」「ストレッチ不足」「年齢のせい」
といったイメージを持たれるかもしれません。
しかし、理学療法士の立場から見ると、股関節が固い状態とは、単に筋肉が伸びにくいことだけを指しているわけではありません。
股関節は、脚を前後・左右・回旋と、さまざまな方向に動く関節です。
本来であれば、歩く・立ち上がる・方向転換するといった日常動作の中で、自然に動いてくれる「体の土台」のような役割を担っています。
ところが、股関節周囲の筋肉や関節の動きに偏りが生じると、必要な方向にスムーズに動かなくなり、「動きが詰まる」「脚が出にくい」「歩幅が小さくなる」といった状態が起こります。これが、専門的に見たときの「股関節が固い状態」です。
特に40〜60代の女性の場合、
・長時間の座り姿勢
・家事や仕事での同じ動作の繰り返し
・出産や更年期による体の変化
などが重なり、自分では気づかないうちに股関節の動きが制限されているケースが少なくありません。
この状態が続くと、
「最近、歩くとすぐ疲れる」
「外出すると不安で、つい近場で済ませてしまう」
「人混みや段差が怖くなってきた」
といった感覚につながりやすくなります。
つまり、股関節が固いというのは、単なる柔軟性の問題ではなく、歩行や外出の安心感そのものに影響する体の変化なのです。
ストレッチをしても変化を感じにくい方は、まず「股関節が固い＝筋肉が硬いだけ」という認識を一度手放し、体の使われ方そのものに目を向けることが、改善への第一歩になります。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ股関節が固くなる主な原因（筋肉・関節・姿勢）
股関節が固くなる原因を語るとき、
「筋肉が硬い」「運動不足」「姿勢が悪い」
といった説明で終わってしまう記事が多く見られます。
しかし、それだけではストレッチをしても変わらない理由は説明できません。
専門的に見ると、股関節が固くなる背景には、
「どの筋肉が硬いか」ではなく「股関節がどう使われなくなっているか」
という視点が欠かせません。
まず多いのが、股関節そのものを動かさずに生活が成り立ってしまっている状態です。
20-30代の時と比べると、
・歩く距離が短くなる
・歩幅を無意識に小さくしている
・方向転換や段差を避ける
といった行動が増えやすくなります。
すると、股関節は本来必要な「ひねる・開く・支える」といった動きをしなくなり、関節が“使われないまま固まる” 状態が起こります。
このとき問題になるのは、筋肉の硬さそのものよりも、
関節が動くべき範囲を脳が使わなくなっていることです。
その結果、ストレッチで一時的に伸びた感覚があっても、歩行や日常動作では元の動きに戻ってしまいます。
さらに、姿勢との関係も重要です。
猫背や前かがみの姿勢が続くと、股関節は「体を支える関節」ではなく、「体をかばう関節」として使われるようになります。
この状態では、股関節の前側ばかりに負担が集まり、動かそうとすると無意識にブレーキがかかります。
「伸ばしているのに、歩くと怖い」「外に出ると不安になる」という感覚は、この防御的な使われ方が影響しているケースが少なくありません。
つまり、股関節が固くなる原因は、
筋肉・関節・姿勢がバラバラに悪くなっているのではなく、
「動かさない体の使い方が積み重なった結果」として現れているのです。
この視点を持たずにストレッチだけを続けても、
「やっているのに変わらない」状態が続いてしまいます。
次の章では、なぜそれを「年齢や運動不足」だけでは説明できないのかを、さらに掘り下げていきます。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ年齢や運動不足だけでは説明できない理由
「もう年齢だから仕方ない」
「若い頃みたいに動けないのは当たり前」
股関節が固くなってくると、こう感じる方は少なくありません。特に40〜60代になると、運動量が減ったことや体力の変化を理由に、今の状態を受け入れてしまいがちです。
しかし、理学療法士として多くの方の体を見てきた中で感じるのは、年齢や運動不足だけでは説明できないケースが圧倒的に多いという事実です。
同じ年代でも、歩きやすさや外出への不安には大きな差があります。
その違いを生むのは、「筋力」や「柔軟性」よりも、体をどう使ってきたかです。
たとえば、日常の中で無意識に
・動かしにくい方向を避ける
・怖さを感じる動きを減らす
・負担の少ない動き方に寄せる
といった選択を続けていると、体はそれを「安全な動き」として記憶します。
この状態では、たとえストレッチで可動域が少し広がっても、歩く・外に出るといった場面では元の動き方に戻ってしまいます。
「家ではできるのに、外だと不安になる」という声が多いのは、このためです。
また、年齢を理由に動きを控えることで、股関節は動かないことに慣れてしまうという側面もあります。
これは老化というより、使われ方の変化によるものです。
実際には、必要以上に動きを制限してしまっているケースが多く、「本当はまだ動けるのに、怖さが先に立っている」状態とも言えます。
つまり、股関節が固いと感じる背景には、年齢や運動不足だけでなく、
不安・避け癖・体の使い方の記憶が深く関わっています。
この点に目を向けないままでは、ストレッチを続けても「変わらない」という感覚が残りやすいのです。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ股関節が固いままストレッチを続けるリスク
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ間違ったストレッチが逆効果になる仕組み
股関節が固いと感じている方の中には、これまでに、何かしらストレッチや体操を試してきた方も多いのではないでしょうか。
それでも、
「続けているのに歩きやすくならない」
「外に出ると、不安な感じが消えない」
そんな違和感を抱えている方は少なくありません。
このとき、多くの方の頭をよぎるのが、
「このまま自己流で続けていて本当に大丈夫なのだろうか」
「テレビやネットで言われたことを真似しているけれど、先が見えない」
という不安です。
人は、痛みや不調そのものよりも、良くなる見通しが立たない状態に強い不安を感じます。
頑張っているのに変化が見えないと、「やり方が間違っているのでは」「これ以上悪くなったらどうしよう」と、外出や歩行そのものを控える気持ちが強くなっていきます。
この不安の正体は、ストレッチをしていないからではありません。
問題は、今の体の状態に合っていないストレッチを続けてしまっていることです。
股関節が固く感じるとき、体の中では「これ以上動かすと危ないかもしれない」という無意識のブレーキが働いています。
その状態で、「伸ばしたほうがいいはず」と思いながら無理に動かすと、体は守ろうとしてさらに力を入れてしまいます。
結果として、一生懸命やっているのに、動きが楽にならないという状態が起こります。
特に40〜60代の女性では、
・痛みや違和感を我慢しながら行う
・左右差や不安感を気にせず同じ動きを繰り返す
・「効いている感じ」を優先してしまう
といったストレッチになりやすく、これが歩行や外出時の不安を残す原因になることがあります。
間違ったストレッチが逆効果になるのは、努力が足りないからではありません。
体が必要としている方向と、行っているケアがずれているだけなのです。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ股関節の固さが腰・膝・歩行に及ぼす本当の影響
股関節が固いと聞くと、多くの方は
「股関節まわりの筋肉が硬いだけ」
と考えがちです。
しかし、臨床の現場で体を評価していくと、股関節だけに問題が収まっているケースはほとんどありません。
特に重要なのが、股関節と腰椎との関係です。
股関節の動きは、腰椎を中心とした神経支配の影響を強く受けています。そのため、股関節の動きが悪くなっているとき、同じ側の腰まわりに何らかの変化が出ていることが非常に多いのが実情です。
具体的には、
・腰の筋肉の硬さ
・押すと違和感や圧痛がある
・左右のバランスの崩れ
・動作時のパフォーマンス低下
といった形で現れます。
ただし、これらは必ずしも「痛み」として自覚されるとは限りません。
本人は気づかないまま、「なんとなく動きにくい」「以前より踏ん張りがきかない」といった違和感として存在していることも多いのです。
この状態で股関節だけをストレッチしようとすると、体はうまく動いてくれません。
なぜなら、動きをコントロールしている中枢（腰椎まわり）が整っていない状態で、末端である股関節だけを変えようとしているからです。
料理に例えるなら、
いきなり火を入れても、下ごしらえができていなければ美味しく仕上がらないのと同じです。
股関節が固い場合、多くのケースでは
腰椎、さらに胸椎といった体幹部分の準備が先に必要になります。
股関節の問題が、腰や膝、動作全体に波及していくのは、
決して年齢や筋力低下だけが原因ではありません。
体の中心である部分がうまく機能していない状態で、末端に負担が集中している結果なのです。
この視点を持たずにストレッチだけを続けてしまうと、
「一生懸命やっているのに変わらない」
「どこをどうすればいいのかわからない」
という感覚が残りやすくなります
次の章では、こうした背景を踏まえたうえで、
なぜ“股関節を柔らかくしたい人ほど、股関節以外を見る必要があるのか”
を、さらに具体的に整理していきます。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ「柔らかくならない人」に共通する体の特徴
ストレッチを続けているにもかかわらず、股関節の動きがなかなか変わらない方には、いくつか共通する体の特徴があります。
それらは、本人が自覚している「硬さ」や「痛み」とは別のところに隠れていることがほとんどです。
まず多いのが、左右差があるにもかかわらず、自分では気づいていないケースです。
立ったときの体重のかかり方、歩いたときの脚の振り出しやすさ、踏ん張りやすさなどに微妙な差があっても、日常生活では問題なく過ごせてしまいます。
しかし、体はその差を埋めるために無意識の調整を続けており、結果として股関節の一部の動きだけが制限されていきます。
次に多いのが、腰まわりの動きが硬くなっている状態です。
股関節の神経支配は腰椎部にあるため、腰まわりの筋肉や関節の動きが低下すると、股関節の動きも自然と制限されます。
このとき、腰に強い痛みが出るとは限らず、「張っている感じ」や「押すと違和感がある」といった程度のことも多く、本人は問題として認識していない場合が少なくありません。
さらに、体幹部の安定性が低下しているケースも特徴的です。
体幹がうまく支えられないと、股関節は「動かす関節」ではなく、「体を守る関節」として使われるようになります。
その結果、動かそうとすると無意識にブレーキがかかり、ストレッチをしても可動域が広がりにくくなります。
これらに共通しているのは、
股関節そのものよりも、股関節をコントロールする土台が整っていないという点です。
この状態で股関節だけを何とかしようとしても、体はなかなか応えてくれません。
股関節が柔らかくならない背景には、
「伸ばし方が足りない」
「回数が少ない」
といった問題ではなく、
整える順序が逆になっているというケースが多くあります。
次の章では、こうした特徴を踏まえたうえで、
股関節が固い人がまず整えるべきポイントを、順序立てて整理していきます。
いわば、料理でいう「下ごしらえ」にあたる部分です。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ股関節が固い人がまず整えるべきポイントと対処法
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ股関節の固さを確認するセルフチェック方法
股関節が固いかどうかを判断するとき、多くの方は
「開脚できるか」「ストレッチで伸びる感じがあるか」
といった分かりやすい基準で考えがちです。
しかし、実際の臨床では、それだけで股関節の状態を正確に判断することはできません。
その背景には、そもそもご自身の体と向き合う機会が非常に少ないという現状があります。
日常生活の中で違和感を覚えても、「忙しいから」「そのうち良くなるだろう」と、そのままやり過ごしてしまう方が多いのではないでしょうか。
また、日本では幼少期の頃から、学校や教育現場で
自分の体の状態を感じ取り、整え方を学ぶ機会がほとんどありません。
痛みが出たら病院へ行く、調子が悪ければ休む、といった考え方はあっても、
「なぜ今の状態になっているのか」「どこがうまく使えていないのか」といった視点を持つことは、あまり教えられてきませんでした。
その結果、体の変化に気づいていても、どう向き合えばいいのかわからず、
問題をそのまま放置してしまうケースが非常に多いのが現実です。
股関節の固さも同様で、強い痛みが出るまで「年齢のせい」「体が硬いだけ」と受け止められがちです。
しかし、体の問題は、根っこの部分であるほど早い段階で対処したほうが解決しやすいという特徴があります。
股関節の動きづらさも、完全に固まってしまう前であれば、体の使われ方や順序を整えることで、改善の余地は十分に残されています。
だからこそ、この段階で大切なのは、
「いきなり良くしようとすること」ではなく、
今の体がどんな状態にあるのかを知ることです。
セルフチェックで意識してほしいのは、左右の違いです。
仰向けや立った状態で脚を動かしたとき、
・片側だけ動かしにくい
・引っかかる感覚がある
・同じ動きをしているのに感覚が違う
といった差がないかを確認してみてください。
こうした左右差は、歩行や動作の安定性に大きく影響します。
次に見るべきなのが、股関節を動かしたときの腰の反応です。
脚を上げたり開いたりした際に、
・腰が先に動いてしまう
・腰まわりに力が入る
・無意識に息を止めてしまう
といった反応がある場合、股関節単独での動きがうまく出ていない可能性があります。
さらに、椅子から立ち上がる、向きを変えるといった日常動作にも注目してください。
体重がどちらか一方に偏る、動き出しに一拍遅れが出るなどのクセは、股関節の固さや使いづらさを反映していることがあります。
これらのセルフチェックで大切なのは、
「できる・できない」を判断することではありません。
どこで違和感が出るのか、どこをかばっているのかに気づくことが目的です。
この気づきがあるかどうかで、その後のケアの質は大きく変わります。
股関節が固いと感じている方ほど、実は股関節以外の部分で無理をして動いていることが少なくありません。
次は 3-2
「股関節だけを伸ばしても改善しない理由」 に進み、
なぜ“下準備”が必要になるのかを、順序立てて整理していきます。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ股関節が固い人がケアを始める前に、まず整えるべきポイント
股関節が固いと感じたとき、
多くの方がいきなり股関節のストレッチや体操から始めます。
しかし、臨床の現場で実際に体を見ていくと、その前に必ず整えておいたほうがいい場所があります。
それが、腰椎を中心とした腰まわりです。
股関節の状態が良くない方の多くは、
本人が自覚していなくても、同じ側の腰まわりに
・筋肉の強い張り
・押すと違和感が出る部分
・動きの左右差
といった変化がほぼ必ず見られます。
この状態で股関節だけをストレッチしても、
体は「まだ準備ができていない」と判断し、
股関節を守るように無意識に力を入れてしまいます。
その結果、伸ばしているのに動きやすくならないという感覚が残ります。
そのため、股関節のケアを始める前に、
まずは腰椎まわりを整えることが重要になります。
ここで大切なのは、
「腰が痛いかどうか」ではありません。
痛みがなくても、
・腰を動かすと重い
・股関節を動かすと腰が先に動く
・片側だけ腰が張りやすい
といった反応があれば、
股関節より先に腰まわりを整える必要があるサインです。
腰椎まわりが落ち着いてくると、
股関節は「守るために固める状態」から
「動いていい状態」へと変わっていきます。
そのうえで股関節のストレッチやケアを行うと、
同じことをしていても、体の反応はまったく変わってきます。
股関節が固いからといって、
最初から股関節をどうにかしようとしなくて大丈夫です。
まずは土台を整える。
これが、遠回りのようで一番近道になるケースが非常に多いのです。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリ自力でのケアに限界を感じたときの専門家への相談目安
ここまでお伝えしてきた内容を踏まえると、
「まず腰まわりを整えてから、股関節のケアに進む」
という順序が大切だということは、ご理解いただけたと思います。
それでも中には、
「気をつけているつもりなのに変化が感じられない」
「やり方が合っているのか不安になる」
と感じる方もいらっしゃるでしょう。
実際、体の状態によっては、自己流のセルフケアだけでは判断が難しい段階に入っているケースがあります。
たとえば、次のような状態がある場合です。
腰まわりを整える意識をしても、左右差がはっきり残る
股関節を動かすと、毎回同じ側の腰や背中が張ってくる
日によって調子の波が大きく、何が正解かわからない
ストレッチや体操をすると、かえって違和感が増すことがある
これらは、努力が足りないわけでも、やり方が極端に間違っているわけでもありません。
体の中で起きているズレや負担を、自分ひとりでは正確に把握しにくくなっているサインです。
この段階で大切なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、
一度立ち止まって、体の状態を整理することです。
専門家に相談する意義は、
特別な施術を受けることだけではありません。
どこに負担が集中しているのか、
どの順序で整えていくべきか、
今の体に合った道筋を一緒に確認できることにあります。
とくに股関節の問題は、
腰椎・骨盤・胸椎といった体の中心部分との関係が深く、
見た目や感覚だけでは判断しづらいことが多くあります。
そのため、自己判断で続けるほど遠回りになってしまうケースも少なくありません。
もし、
「このまま続けて本当に良くなるのだろうか」
「何を基準に進めばいいのかわからない」
と感じているのであれば、
それは体が悪化しているサインではなく、次の段階に進むタイミングと考えてみてください。
正しく評価し、順序を整理できれば、
今まで反応がなかったケアが、意味を持ち始めることも珍しくありません。
不安を抱えたまま一人で悩み続けるよりも、
一度、体の状態を客観的に見直すことが、結果的に一番の近道になる場合もあります。
腰痛、股関節痛の治療や対策｜大田区池上整体リハビリまとめ：股関節を柔らかくしたい人ほど、先に整えてほしいこと
ストレッチしても股関節が固いままなのは、珍しいことではありません。
むしろ、多くの方が同じように悩み、迷いながらケアを続けています。
問題は、股関節だけを見てしまっていることです。
股関節は体の一部であり、土台である腰や体幹が整っていなければ、本来の動きを取り戻すことはできません。
まずは腰まわりを整え、股関節が「動いていい状態」をつくる。
そのうえでケアを進めることで、今まで変化を感じられなかった方でも、体の反応が変わるケースは少なくありません。
もし、
「このやり方で合っているのかわからない」
「不安が残ったまま進んでいる」
と感じているなら、それは次の段階に進むサインです。
正しい順序で体と向き合うことが、股関節の悩みを長引かせないための大切なポイントです。
今回は「ストレッチしても股関節が固い理由を専門家が解説」についての記事でした。
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この整体コラムを書いた人
大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太
保有資格
- 理学療法士(国家資格)免許取得
- 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
- 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
- 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
- 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
- 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
- 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
- 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
- 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
- ポケットセラピスト 登録理学療法士
- 健康経営アドバイザー取得
- 一時救命処置(BLS:basic life support)取得
執筆
- 医療情報サイト『Good Health』
怖さもしらないと！ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)
メッセージ
当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。
しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。
・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方
これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。
本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。
『あなたにもっと早く会えていれば良かった』
これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。
『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』
この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。
私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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