これだけは知っておきたいヘルニアの症状と効果的な対処法

現在では腰痛やヘルニア、脊柱管狭窄症など改善の方法はネットで検索するとで様々出てきます。
そして、どれが本当に正しいのか、どれが私の症状には合っているのかなど情報が多すぎて選ぶことに迷ったり、苦労したりしたことはありませんか。

腰痛症状の多くは病院の診察や検査(レントゲンやMRIなど)では大きな問題がない場合には、痛み止めや湿布、そして、病院や接骨院でも昔から行われている、電気治療や寝たまま腰を引っ張る牽引のリハビリやマッサージを行うことが多いです。
腰痛を経験されたこと、または現在も腰痛でお悩みの方で、腰痛に良いというものはいろいろやってみたけど良くなっていかないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?

当整体院にも、
・レントゲンやMRI上、加齢に伴う変形や狭窄は多少あるが骨には大きな問題はなかったけどなかなか良くならない
・ヘルニアみたいなところはあるけど、そこまでひどいものではないので様子を見ているがよくならない
・痛み止めや湿布を処方され、仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった
・電気治療やクリニックや病院でのリハビリをやっていたが効果を感じなかった

など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。

腰痛症状は初めて経験した方も、繰り返している方にしても、腰痛の原因や正しい治療方法、そして正しい対策を理解して実践していくことが必要であり、取り入れた方の多くのケースで改善が見られます。

大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「痛みを改善させ、痛みを繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。

ヘルニアは多くの人々が経験する辛い症状ですが、正しい知識と対策を知ることで症状を緩和し、予防することができます。本コラムでは、ヘルニアの基本情報から症状、治療法、予防策までを徹底解説します。
専門家のアドバイスをもとに、あなたの健康を守りましょう。

大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニアの正しい知識: 基本情報とリスク要因

大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニアとは何か?

ヘルニアは、体内の組織や器官が本来の位置から逸脱し、他の部位に圧迫を与える状態を指します。

特に一般的なのは、脊椎に関連する椎間板ヘルニアです。
椎間板は脊椎の骨と骨の間にあり、クッションの役割を果たしています。しかし、これが劣化したり、過度の圧力がかかることで飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれが生じます。腰椎椎間板ヘルニアは、腰部に痛みや足のしびれを引き起こし、頸椎椎間板ヘルニアは首や肩、腕に影響を与えます。

また、胸椎椎間板ヘルニアも稀に発生し、背中や胸部の痛みを引き起こすことがあります。

これらの症状は、日常生活に大きな影響を与えるため、早期の診断と治療が重要です。
ヘルニアは加齢、遺伝的要因、重い物の持ち上げ、過度の運動などが原因となり、誰にでも発生する可能性があります。そのため、正しい知識を持ち、予防と早期治療に努めることが重要です。


大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニアの種類とそれぞれの特徴

ヘルニアにはいくつかの種類がありますが、最も一般的なのは腰椎椎間板ヘルニアと頸椎椎間板ヘルニアです。

腰椎椎間板ヘルニアは、脊椎の下部に位置する椎間板が突出し、腰部の痛みや足のしびれを引き起こします。特に座位や立位で症状が悪化することが多いです。
頸椎椎間板ヘルニアは、脊椎の上部に位置する椎間板が突出し、首の痛みや肩、腕のしびれを引き起こします。これにより、日常生活においても多くの制約が生じることがあります。また、胸椎椎間板ヘルニアは稀ですが、背中や胸部の痛みを引き起こします。

これらのヘルニアは、それぞれ発生部位や症状が異なるため、正確な診断が重要です。
診断には、MRIやCTスキャンなどの画像診断が用いられ、症状の原因を特定します。適切な治療法を選択するためには、各ヘルニアの特徴を理解し、専門医の診断を受けることが重要です。
ちなみにレントゲン(XP)では骨の状態は確認できますが、そのほかの組織の状態は基本的に写りません。

大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニアの原因とリスク要因

ヘルニアの発生にはさまざまな原因があります。

遺伝的要因は無視できず、家族にヘルニアの患者がいる場合、発症リスクが高まると言われております。
その他のリスク要因には、過度の体重、不適切な姿勢、重い物を持ち上げることが頻繁にある職業、そして加齢が挙げられます。特に、長時間の座位や不適切な姿勢は、脊椎に負担をかけるため、ヘルニアの発生リスクを高めます。運動不足もリスク要因の一つであり、筋力の低下や柔軟性の欠如がヘルニアの発生を促進します。

これらのリスク要因を把握し、生活習慣を見直すことで、ヘルニアの予防に努めることが可能です。
適度な運動、適切な体重管理、そして正しい姿勢を保つことが重要です。特に、重い物を持ち上げる際には、膝を使って持ち上げるようにし、腰に過度の負担をかけないように注意することが必要です。これらの対策を実践することで、ヘルニアのリスクを大幅に減少させることができます。

大田区池上整体リハビリ|からだ塾症状から見るヘルニアの診断方法

大田区池上整体リハビリ|からだ塾一般的なヘルニアの症状

ヘルニアの症状は、発生部位や重症度によって異なります。

腰椎椎間板ヘルニアでは、腰部の痛みが主な症状であり、座位や立位で悪化することが多いです。さらに、足やつま先にしびれや筋力低下が現れることがあります。
頸椎椎間板ヘルニアの場合、首の痛みや肩、腕のしびれが一般的で、これにより日常生活に支障をきたすことがあります。

これらの症状を早期に認識し、適切な対処を行うことが重要です。
重症度によっては、痛みが持続し、動作が制限されることもあります。症状が進行すると、日常生活の質が大幅に低下するため、早期の診断と治療が求められます。

ヘルニアの症状は、特定の動作や姿勢によって悪化することが多いため、自己判断せずに専門医の診断を受けることが重要です。特に、痛みやしびれが続く場合は、早急に医療機関を受診することが推奨されます。


大田区池上整体リハビリ|からだ塾症状の進行と重症度

ヘルニアの症状は、時間とともに進行することがあります。

初期段階では軽度の痛みやしびれが主ですが、放置すると症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。重症度によっては、歩行困難や排尿障害といった深刻な症状が現れることもあります。

定期的な医師の診察と適切な治療が必要です。症状が進行すると、神経が圧迫されることによって、持続的な痛みやしびれが発生し、日常生活においても多くの制約が生じます。

特に、重い物を持ち上げたり、長時間座り続けることが困難になる場合があります。早期の段階で適切な治療を受けることが、症状の進行を防ぎ、生活の質を向上させるために重要です。
症状が悪化する前に、専門医の診断を受け、適切な治療計画を立てることが求められます。

ヘルニアの治癒率や改善率について以下にまとめます。

保存療法
改善率: 約80%の患者は、保存療法(理学療法、薬物療法、生活習慣の改善など)によって数週間から数ヶ月以内に症状が改善します。保存療法には、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やコルチコステロイド注射などが含まれます​
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手術療法
保存療法が効果を示さない場合や重症例では、手術療法が行われます。一般的な手術には、椎間板摘出術や微小椎間板摘出術があります​。
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自然治癒
自然治癒の割合: 多くのヘルニア患者は、時間の経過と共に症状が自然に改善することが多いです。これは、体の自然な治癒プロセスによって椎間板の突出が減少し、神経への圧迫が軽減されるためです​。

再発率
再発率: 椎間板ヘルニアの再発率は約5-15%とされています。再発を防ぐためには、手術後のリハビリテーションや生活習慣の改善が重要です​。


参考文献・ガイドライン:
Mayo Clinic: 「ヘルニアディスクの診断と治療に関するガイドライン」​
Spine-health: 「腰椎椎間板ヘルニアの管理に関する体系的レビュー」​
Cureus: 「腰椎椎間板ヘルニアの治療に関する体系的レビュー」​​
AANS (American Association of Neurological Surgeons): 「ヘルニアディスクの治療ガイドライン」​

大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニアの診断方法

ヘルニアの診断は、専門的な医療機関で行われます。
医師は患者の症状や病歴を詳しく聞き取り、物理的な検査を行います。必要に応じてMRIやCTスキャンといった画像診断が実施され、ヘルニアの正確な位置や重症度が判断されます。これに基づいて、適切な治療法が選定されます。

診断の過程では、神経学的な検査も行われ、神経の機能や反応を確認します。これにより、神経がどの程度圧迫されているかを評価し、治療の方向性を決定します。(神経伝導検査と筋電図(EMG)、筋力や感覚検査、腱反射検査、整形外科的テスト、歩行能力など)

また、画像診断は、ヘルニアの大きさや位置を正確に把握するために非常に重要です。これにより、手術が必要かどうか、または保存的な治療が適しているかを判断することができます。

以下の症状がある場合は緊急度が高いため医療機関を受診することをおすすめします。

症状の悪化
痛み、しびれ、脱力感が増し、日常生活に著しく支障をきたす場合
膀胱または腸の機能障害
腰部分からは神経根が束になっている馬尾神経と言われるものがあり、この馬尾症候群では失禁や排尿困難を引き起こす可能性があります。
サドル麻酔
この進行性の感覚喪失は、自転車のサドルに触れる部分、つまり肛門周囲や内腿、脚の後ろ、直腸の周囲に影響を及ぼします。

診断の結果に基づいて、手術が適応でない場合やヘルニア症状が軽度の場合は、痛み止めなどの内服で経過をおったり、施設がある場合などは理学療法士によるリハビリテーションや整体、運動療法などの治療法が提案されることがあります。

大田区池上整体リハビリ|からだ塾日常生活でできるヘルニアの治療と予防策

大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニアの治療法

ヘルニアの治療法は、症状の重症度や患者の状態によって異なります。

軽度のヘルニアの場合、運動療法や薬物療法が効果的です。
運動療法では、ストレッチや筋力強化のエクササイズが行われ、痛みを軽減し、再発を防ぎます。理学療法士によるリハビリテーションは重要で、専門的な知識と技術に基づく治療が行われます。理学療法士は、患者の状態に合わせた個別の運動プログラムを作成し、筋肉のバランスを整え、脊椎への負担を軽減することを目指します。

重症の場合、手術療法が選択されることもあります。
手術はディスクの一部を取り除くことで神経の圧迫を解消し、症状の改善を図ります。

手術を選択しない場合も手術後も同様に、リハビリテーションを通じて筋力を回復し、再発を防ぐことが重要です。整体もアプローチの一つとして有効で、専門的な技術により筋肉や関節のバランスを整えることで、痛みを軽減し、正常な機能を取り戻すことができます。


大田区池上整体リハビリ|からだ塾自宅でできるヘルニアのケア

ヘルニアの治療には、日常生活でのケアも重要です。
自宅でできるケアとしては、適切なストレッチや姿勢改善が挙げられます。特に腰部や頸部のストレッチは、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減します。

理学療法士や整体師の指導の下で行うことで、より効果的なケアが可能です。例えば、腰部のストレッチでは、膝を抱え込むような動作や、腰を回転させる運動が有効です。
頸部のストレッチでは、首をゆっくりと前後に倒したり、左右に回したりする運動が推奨されます。

また、長時間の座位や重い物の持ち上げを避けることも重要です。正しい姿勢を保ち、背骨にかかる負担を軽減することが、症状の悪化を防ぐために不可欠です。

理学療法士など専門家の定期的な指導を受け、日常的にケアを行うことで、ヘルニアの症状を予防・改善することができることが期待できます。

大田区池上整体リハビリ|からだ塾ヘルニア予防のための日常的な対策

ヘルニアの予防には、日常生活での対策が欠かせません。
なぜならヘルニアの対策方法こそが、「ヘルニアの原因」としてあげられているため改善または予防するには日常生活の対策が最も効果的です。

適度な運動は、筋力を維持し、脊椎を支える力を強化します。特にコアマッスルを鍛えるエクササイズは効果的です。例えば、プランクや腹筋運動は、腰部の安定性を高めるために非常に有効です。

また、体重管理も重要で、過度な体重は脊椎に負担をかけるため、適正体重を維持することが求められます。バランスの取れた食事と定期的な運動を組み合わせることで、体重を適切にコントロールすることができます。

職場では、正しい姿勢を保ち、重い物を持ち上げる際には膝を使うなどの工夫が必要です。特にデスクワークを行う場合は、定期的に休憩を取り、ストレッチを行うことが推奨されます。

理学療法士など予防からリハビリテーションまでを対応できる専門家のアドバイスを受けることで、日常的な予防策をより効果的に実施することができます。
定期的なケアと予防策を実践することで、ヘルニアのリスクを大幅に減少させ、健康な生活を維持することが可能です。

まとめ

今回は「これだけは知っておきたいヘルニアの症状と効果的な対処法」についての記事でした。

ヘルニアは、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。この記事では、ヘルニアの原因やリスク要因、一般的な症状、そして診断方法について詳しく説明しました。また、治療法として運動療法や薬物療法、手術療法、自宅でできるケア方法も紹介しました。
ヘルニアの予防には、適度な運動や体重管理、正しい姿勢が重要です。継続的なケアと専門医のアドバイスを受けながら、健康な生活を目指しましょう。

ヘルニア症状にサヨナラするためには、お仕事や活動量なども鑑みながら、適切なセルフケアやトレーニングを行うことが大切です。一つずつ取り組んでみて、自分に合った方法を見つけていくことが重要です。

大事なことは、
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・ケガや病気のことを正しく知ること
これらが重要となります。

当整体院『からだ塾』では、おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、他ではないトータルサポートで繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。

ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。

ご自身のからだのことを知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。


大田区池上の整体院からだ塾のご紹介

膝や腰の痛みでお悩みの方は、大田区池上の整体院「からだ塾」へご相談ください。
経験豊富な理学療法士が、痛みの緩和だけでなく、再発しない体作りをサポートします。
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この整体コラムを書いた人

大田区池上駅の整体院 からだ塾副センター長・理学療法士宮入裕典

保有資格

  • 理学療法士(国家資格)免許取得
  • 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
  • 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
  • 日本オランダ徒手療法士 スタッフ活動
  • 呼吸認定療法士(3学会合同)
  • 福祉住環境コーディネーター検定試験2級
  • 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
  • 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
  • 臨床実習指導者研修会 修了
  • ポケットセラピスト 登録理学療法士
  • 一時救命処置(BLS:basic life support)取得

著書

  • FROZEN SHOULDER[実践ガイドブック]
    あなたが知っておくべき5つの治療原則

メッセージ

当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。

しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。

・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方

これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。

本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。

『あなたにもっと早く会えていれば良かった』

これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。

『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』

この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。

私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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