[坐骨神経痛 筋トレで悪化させない術]

「坐骨神経痛 筋トレ」と検索する方の多くは、 “痛みを治したいけど、何から始めればいいかわからない”という不安を抱えています。
筋トレは正しく行えば回復を助けますが、 やり方を間違えると、かえって神経や筋肉に負担をかけることも。
この記事では、理学療法士が痛みの強い時期から行える安全な動き方、 そして“再発を防ぐための筋トレの考え方”を徹底的に解説します。
難しいことは必要ありません。 体のサインに気づき、なめらかに動かす。
今日からあなたの体を変える習慣づくりをはじめましょう。

当整体院にも、
・レントゲンやMRI上、加齢に伴う変形はあるが大きな問題はなかった。けどなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、日常生活の活動や仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった…
・整骨院で電気治療、病院やクリニックでのリハビリをやっていたが効果を感じなかった

など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。

「腰痛、坐骨神経痛には治療だけでなく、正しい施術とアプローチ、考え方、取り組み方が必要です!」多くの方が抱える慢性腰痛、坐骨神経痛に対して、理学療法士の視点からのアプローチを詳しく解説し、効果的な施術法と自宅でできるセルフケアをご提案します。

大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「腰痛を改善させ、腰痛を繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛の痛みを悪化させない“動かし方”の基本

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛はなぜ起こる?筋トレで悪化する理由を理解する

坐骨神経痛は「神経そのものの病気」ではなく、神経が骨盤まわりや腰の筋肉・関節の動きに圧迫されることで起こる神経の通り道の不調です。
特に50代女性では、ホルモンバランスの変化や筋力の低下、長年の姿勢のクセなどが重なりやすく、筋肉の硬さや血流の滞りが神経を刺激し、痛みやしびれを感じることが増えます。
一方で、「筋肉を鍛えれば改善する」と自己判断で筋トレを始めてしまう方も多いですが、これは少し注意が必要です。
痛みが強い時期に無理に筋トレを行うと、硬くこわばった筋肉をさらに緊張させて神経の圧迫を悪化させるリスクがあります。
特にお尻(梨状筋)や太ももの裏(ハムストリングス)を強く動かすトレーニングは、症状を強めることもあります。
本来、坐骨神経痛がある時期に必要なのは「筋トレ」ではなく、関節の可動性を取り戻すモビライゼーション(関節の動きを整えるリハビリ)や、血流を促すやさしい動的ストレッチです。

まずは動く準備を整え、痛みを抑えながら少しずつ神経の通り道をスムーズにすることが回復の第一歩となります。
「動かす=鍛える」ではなく、「動かせる体に戻す」ことこそ、悪化を防ぐ最初のステップです。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ痛みが強いときは筋トレNG!まずは“動かす準備”から始めよう

坐骨神経痛の痛みが強いときは、筋肉を鍛えるよりも「関節を動かす」ことが先です。
痛みの背景には、骨盤や腰まわりの関節が硬くなり、神経の通り道が狭くなっていることが多くあります。
この状態で筋トレを行うと、筋肉がさらに緊張し、神経を圧迫してしまうリスクがあります。
ここで有効なのが、病院の理学療法の現場でも行われるモビライゼーション
これは、関節を小さく・ゆっくり動かすことで、神経の通り道をやさしく広げる手法です。
たとえば、椅子に座って骨盤を前後に軽くゆらしたり、仰向けで膝を立てて左右にゆっくり倒すだけでも、骨盤や腰椎の動きが整っていきます。
ポイントは、「痛くない範囲」「呼吸を止めない」「リズムよく」です。
この“ゆらす・動かす”刺激が、関節や筋膜に柔軟性を取り戻し、血流を促します。
モビライゼーションは筋トレの準備運動ではなく、「回復を始めるための最初の治療」
焦らず、動ける体を取り戻すことが、結果的に筋トレの効果を最大化します。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛を悪化させない!理学療法士がすすめる膝抱えストレッチ

坐骨神経痛の原因の多くは、神経が筋肉の硬さや関節の動きの悪さによって圧迫されることです。
特にお尻の奥にある「梨状筋(りじょうきん)」や腰椎・骨盤まわりの動きが悪くなると、坐骨神経の通り道が狭くなり、痛みやしびれを感じやすくなります。
この“動きの制限”をやさしく解きほぐすのが、理学療法の考え方に基づく膝抱えストレッチ。
強い力を加えずに、呼吸とともに関節の「遊び(ゆとり)」を取り戻すこと、筋肉の伸び縮み(収縮⇔弛緩)を繰り返していくことで、神経の圧迫を軽減し、血流を促すことができます。
「膝抱え」は、骨盤まわりとお尻の筋群をやさしくゆるめて関節の遊びを取り戻すセルフモビライゼーションです。

50代・運動初心者でも安全に取り入れやすく、坐骨神経の“通り道”をスムーズにする準備として最適です。

・準備:仰向け。膝を立て、骨盤は床に対してフラット。腰が反りすぎないよう、みぞおちから息を吐いてお腹をふわっと薄くする。

・手順
① 足を胸に近づけ、両手で、ももを抱える。肩は力を抜く。
② 呼吸は止めずにゆっくり深呼吸をしながら行います。
③ かかえて「ぎゅー」っととまっているより、「ちょん」と抱えてもどしていくイメージです。まずは5-10回でもOKです。
④ 反対側も同様に行っていきます。

・NG/中止基準:
お尻~脚へビリっと鋭いしびれが走る/痛みが強まる。
まげていくと腰がズキッと痛む
→ その場合は抱える深さを浅く修正。症状が続くなら中止。

・頻度と目安:
朝晩1~2セット(まずは5回からでもOK。徐々に回数をふやしていき、片足20回行えるとよいです)。3分程度で十分行えます。
1週間で「座位が楽」「歩き始めが軽い」などの機能指標に変化が出れば順調。

・次のステップ:
このケア後に立位での股関節ヒンジ(お辞儀の準備動作)を小さく練習すると、日常動作への橋渡しになる。痛みゼロ~軽度が安定してきたら、第2章の体幹・臀部のゆるい筋トレへ進む。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛を悪化させない筋トレの基本原則

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ筋トレは“痛みゼロ〜軽度”の状態で始めるのが鉄則

多くの人が「筋トレ」と聞くと、重りを持つ、スクワットをする、というような“負荷の高い運動”を思い浮かべます。
しかし理学療法の考え方では、筋トレ=筋肉や関節に適切な刺激を与え、動かす力を取り戻す行為です。
つまり、関節モビライゼーションや呼吸を伴う軽い動きも、立派な“低負荷の筋トレ”なのです。
この考え方を持てるかどうかで、回復のスピードが大きく変わります。
たとえば痛みが強いときは、神経や筋肉が緊張しているため、強い刺激を入れると逆効果になります。
この時期に必要なのは“緩めながら動かす”低負荷トレーニング。
関節をやさしく動かすことでも、筋肉は働いています。
わずかな刺激でも、血流や神経伝達が改善し、痛みの軽減につながります。
一方で、痛みが落ち着いてきたら、少しずつ負荷を上げていきます。
ここで大切なのが、「負荷のコントロール」=自分の体の反応を感じながら強さを調整する力です。
筋トレは“痛みを我慢して頑張るもの”ではなく“今の状態に合わせて適切に刺激を入れる作業”です。

始める目安は、
・朝のこわばりや痛みがピーク時の半分以下
・ストレッチや日常動作で痛みが増えない
・膝抱えなどの軽い動き後に体が軽くなる。症状緩和されやすい
これらが揃えば、負荷をあげていく筋トレの導入“次のステップ”として取り入れてOKです。
筋トレとは、決して重たいものを持つことだけではありません。
「関節を動かす・筋肉を感じる・呼吸を合わせる」、この3つを意識するだけで、すでにあなたは回復のための“正しい筋トレ”を始めています。


腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリお尻をゆるく使うだけで変わる!坐骨神経痛改善の基本トレーニング

坐骨神経痛を悪化させない筋トレで、まず取り組んでほしいのが「ミニ・ヒップリフト」です。
お尻を高く上げる一般的なヒップリフトではなく、“ほんの少し浮かせる”ことが最大のポイント。
この動きは、痛みを出さずに骨盤を支える力(大殿筋・ハムストリング・体幹)を再教育する低負荷トレーニングです。

ーなぜこの動きが重要なのかー
坐骨神経痛の多くは、腰そのものよりも「お尻の筋肉が硬く、神経の通り道が狭くなっていること」が原因です。
中でも「梨状筋」や「大殿筋」は、骨盤の安定と神経の保護に深く関わっています。
この部分を力まず動かすことで、血流が回復し、神経の圧迫が軽減されていきます。
さらに、ヒップリフトは背骨を反らさずに体幹とお尻を同時に活性化できるため、痛みを悪化させるリスクが非常に少ないのです。

ーやり方のステップー
①仰向けになり、膝を90度に立てます。足幅はこぶし1つ分が目安。
②両手は体の横に置き、肩と足裏で支えます。
③鼻から息を吸い、吐きながらお尻を1〜2cmだけ浮かせます。
④吸いながらゆっくり戻します。
まずは5-10回×2セット。呼吸を止めず、痛みゼロを守りましょう。
「浮かせる」というよりも、骨盤を転がすような小さな動きで十分です。
腰を反らせたり、力んで高く上げる必要はありません。

ー効果と実感の目安ー
・お尻や太ももの裏にじんわり温かさが出る
・腰の張りが軽くなり、立ち上がりがスムーズになる
・数日続けると、「長く座っても痛くなりにくい」と感じる人が多い
この感覚は、骨盤まわりの血流が改善し、神経が守られているサインです。

ー注意点とコツー
・腰を反らさない(背骨の自然なカーブを保つ)
・呼吸を止めない
・「上げる」より「戻す」動作をゆっくり
・痛みが出たら即中止。動きの小ささを最優先
ミニ・ヒップリフトは、「筋肉を鍛える運動」というより、神経を守る運動です。
痛みがある人こそ“少し浮かせる”この小さな刺激が神経の滑走を助け、骨盤の安定を取り戻します。
大きく動かさずとも、正しい刺激を毎日入れることが、坐骨神経痛を悪化させない最大のリハビリになります。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリやってはいけない筋トレ・フォーム崩れの典型例

坐骨神経痛を改善するために運動を始めても、「正しいフォーム」で行わなければ逆効果になることがあります。
特に50代以降の女性では、体の柔軟性や筋力バランスに個人差が大きく、わずかなフォームの崩れが神経への圧迫を助長してしまうことがあります。
ここでは、代表的な「やってはいけない筋トレ」と、間違いやすい動き方の例を紹介します。

ー腰を反らせすぎるヒップリフトー
お尻を高く上げようとすると、多くの方が腰を反らせすぎてしまいます。
この姿勢は、一見「しっかり上がっているように」見えますが、実際には腰椎を過剰に反らせ、坐骨神経が通る部分の圧力を高めてしまう危険なフォームです。
ヒップリフトの目的は“お尻を持ち上げること”ではなく、“骨盤を安定させること”。
腰が反ったり、下腹部が突き出るように感じたら、上げすぎのサインです。
「お尻を浮かせる」意識ではなく、「骨盤を転がす」くらいの小さな動きが最も安全で効果的です。

ー呼吸を止めて力むー
痛みを我慢して力を入れると、知らないうちに呼吸を止めてしまいます。
この「いきみ呼吸」は、腹圧を過剰に高め、腰椎や骨盤まわりの神経を圧迫しやすくなります。
トレーニング中は必ず、「動かすときに吐く」「戻すときに吸う」を意識します。
呼吸と動きをセットにすることが、筋肉の過緊張を防ぎ、痛みを悪化させない最大のコツです。

ー強い痛みを“筋肉痛”と勘違いするー
「痛みがあるのは効いている証拠」と思い込む方も少なくありません。
しかし、坐骨神経痛の場合の痛みは“筋肉痛”ではなく“神経への刺激”です。
ピリッとした鋭い痛みや、太もも〜ふくらはぎにかけてのしびれは、トレーニングの中止サインです。

正しい筋トレとは、「痛みを出さずに動かす練習」。
「少し温かくなる」「軽く疲れる」程度が理想的な刺激です。
「痛い方が効く」は誤解です
「痛い方が効く」「頑張らないと意味がない」
そう考えてしまう方は非常に多く見られます。
特に、学生時代にスポーツをしていた方や、運動に慣れている方ほど“トレーニング=修行”というイメージを持っている傾向があります。
しかし、痛みの改善や再発予防という観点から見ると、それはまったく逆の考え方です。
痛みを我慢して行うトレーニングでは、体は「防御反応」を起こし、筋肉が固まります。
そうなると、本来動かすべき“苦手な部分”が動かず、いつも頑張っている筋肉(得意な部分)ばかりが働いてしまうのです。
結果として、負担のかかる動き方が強化され、痛みの再発につながってしまいます。
大切なのは、「どれだけ頑張ったか」ではなく、「どれだけ正しく使えたか」。
痛みが出ない範囲で動かすことが、神経と筋肉の協調性を取り戻す最短ルートです。
“軽い・気持ちいい・呼吸ができる”──この3つがそろって初めて、体は良い方向に変化していきます。

フォームを整えることが最大のリハビリ
筋トレの効果は、フォームによって決まります。
どんなに良いトレーニングでも、姿勢や呼吸が乱れれば神経への負担が増え、症状が悪化します。
逆に、呼吸を合わせて丁寧に動けば、同じ種目でも神経が解放されるような軽さを感じられるはずです。
焦らず、ゆっくり。
坐骨神経痛のトレーニングは、「どれだけ動けたか」ではなく、「どれだけ正しく感じ取れたか」で評価することが、再発を防ぐ最も確実な方法です。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛を繰り返さないための体との付き合い方

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛を再発させないために大切なのは「体の小さなサインに気づけること」

坐骨神経痛の症状が落ち着いてくると、多くの方は「もう治った」と思い、以前と同じ生活に戻ってしまいます。
しかし実際には、痛みが消えた=回復したとは限りません。
神経の緊張や筋肉の硬さが残ったまま動きを戻すと、再び同じ部分に負担がかかり、痛みがぶり返すことがよくあります。
再発を防ぐうえで最も大切なのは、「体の小さなサイン」に気づくことです。
ここでいうサインとは、「痛み」そのものではなく、
「体が重い」「動きがかたい」「呼吸が浅い」といった、わずかな変化のこと。
こうしたサインを見逃さないことが、再発を防ぐ最初のステップです。
人の体は、常にバランスを取りながら変化しています。
関節や筋肉の動きが硬くなる前に、「なんとなく違う」と気づければ、
その瞬間にブレーキをかけることができます。

つまり“痛くなる前に気づける力”こそが、体の自己防衛反応を働かせる最大の武器なのです。
朝起きたときの動きやすさ、座ったときのお尻の感覚、歩いたときの左右差──
これらはすべて、体が発しているメッセージです。
その小さなサインに耳を傾けるだけで、痛みを未然に防げることは多くあります。

理学療法士の現場でも、回復が早い方の共通点は「小さな違和感にも、気が付くことができ、対処できる」こと。

一方で、悪化を繰り返す方ほど「原因に対して、対策のたてかたがわからず、気づいたときにはまた、痛い」と感じる傾向があります。
からだは、日々の“違和感”を通じてサインを送っています。
再発を防ぐ第一歩は、そのサインを“無視しない自分”をつくること。正しい情報とご自身のおからだの状態を把握する事。
それこそが、坐骨神経痛と長く付き合わないための本当のリハビリです。


腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ日常の動きが変われば、坐骨神経痛は戻らない

坐骨神経痛の再発を防ぐうえで欠かせないのが、「日常の中でどう動くか」という視点です。
どれほど良い施術やトレーニングを受けても、ふだんの動き方や姿勢が崩れていれば、どうしたって痛みは再び戻ってしまいます。
実際、痛みを繰り返す方の多くは、治療中は体を大切にしていても、日常生活に戻ると以前のクセが無意識に出ています。
たとえば、
・片側に体重をかけて立つ、
・椅子に浅く腰かける
・ソファに体を預けて座る

これらはどれも、一瞬の楽さを与えてくれますが、骨盤や背骨に偏った負担を積み重ねてしまう動き方です。
「動き方を整える」というのは、特別な運動を増やすという意味ではありません。
大切なのは、今の生活動作を少しずつ“正しい使い方”に戻していくことです。

・立ち上がるときに足の裏で床を押す、
・歩くときにお尻の奥を軽く意識する、
・座るときに骨盤を立てて腰を反らせすぎない

こうした小さな意識の積み重ねが、体の使い方を自然に変えていきます。
体は、整えても、日々今まで積み重ねてきた動き方、生活スタイル(ご自宅での椅子の位置とテレビの位置の関係ひとつとっても)が皆様お一人お一人あるので、おからだのバランスだけではない部分まで、フォローアップしてくれるDr、施術者、治療家、トレーナーの方と進めていくことは一つ大事な部分となります。

逆に言えば、日常の一つひとつの動きが、体を整える最高の時間になるということです。
どんなに忙しくても、動くたびに“意識のリセット”をかける。
その積み重ねが、施術やトレーニングの効果を長持ちさせ、再発のリスクを確実に減らします。
大切なのは、体の小さなサインを感じ取りながら、“できる範囲で整えていく意識”を持つこと。
1日のうちの何気ない動きが、あなたの体を回復にも、再発にも導く分かれ道になります。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ坐骨神経痛を繰り返さない人の共通点は「なめらかに・軽く・心地よく続けること」

坐骨神経痛を本当の意味で改善するために欠かせないのが、「続ける力」です。
痛みが落ち着いても、それで終わりではありません。
むしろ、そこからが“本当の回復”のスタートです。

ただし、継続という言葉には「頑張らなきゃ」というイメージがつきまといます。
しかし、体は頑張るほど得意な部分で固くなるもの。
だからこそ、キーワードは「なめらかに・軽く・心地よく」。

この3つの感覚を意識することで、無理のない動きが自然と習慣に変わっていきます。
たとえば、
・朝起きたときに背伸びをして呼吸を深く通す。
・椅子から立ち上がるときに、お尻の奥をやさしく意識する。
・夜寝る前に、腰を丸めずに深呼吸を3回。

そんな“なめらかな動き”の積み重ねが、筋肉と神経の協調を呼び戻し、再発を防ぐ体をつくります。
理学療法の現場でも、結果を出す方ほど動きを「修行」ではなく「整える時間」として捉えています。
痛みがある日も、ない日も、体の小さな変化に耳を傾けながら、
自分のペースで動くこと。
それこそが「なめらかさ」を育てる最良の方法です。
そして何よりも“できなかった日”を気にしないこと。
続けることの本質は、毎日完璧にやることではなく、
“思い出したときにまた整える” というリズムを自分の生活に馴染ませることです。
無理に頑張るより、軽く、なめらかに、心地よく。
その意識が自然と体のバランスを保ち、
あなたの体を「痛みを繰り返さない方向」へと導いてくれます。

腰痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリまとめ:「がんばる」よりも“なめらかに”。坐骨神経痛を繰り返さない体づくりへ

坐骨神経痛を治すために必要なのは、「がんばる筋トレ」ではありません。
本当に大切なのは、体の状態に合わせて“なめらかに動く”こと。
痛みのある時期は、関節や筋肉をやさしくほぐし、
体の動きを取り戻すモビライゼーションから始めましょう。
体が整ってきたら、軽い負荷のトレーニングで筋肉を再教育していきます。
その際のポイントは「痛くない範囲で、丁寧に」。
トレーニングを続けるほど、体が自分の動きを覚え、安定感が増していきます。
そして、どんなに良い施術を受けても、日常動作が乱れていれば痛みは戻ります。
立ち上がる・座る・歩くといった動きこそ、最も効果的なリハビリ。
小さな意識を続けるだけで、あなたの体は確実に変わります。
「痛みを繰り返さない人」は、特別なことをしているわけではありません。
“なめらかに、軽く、心地よく”を合言葉に、
自分のペースで動きを整えること。
それが、再発を防ぎ、自由に動ける体を育てる最短ルートです。

今回は「坐骨神経痛 筋トレで悪化させない術」についての記事でした。
腰痛の改善には、単なる痛みの緩和ではなく、根本的な原因に対応するための多角的なアプローチが効果的です。
病院治療、整体施術、自宅でのセルフケアを組み合わせ、腰痛の予防と長期的な健康管理を目指しましょう。
正しい知識と習慣の確立により、腰痛から解放される日常を目指します。

大事なことは、
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
・腰痛、ケガや病気のことを正しく知ること
これらが重要となります。

当整体院『からだ塾』では、おからだの状態をカウンセリングや評価を通じて確認し、体の不調、痛みやコリなどの改善に向けた施術はもちろん、ご自身でも行えるセルフケア(運動療法やトレーニング)を学び、他ではないトータルサポートで繰り返さないからだ作りを支援、サポートいたしております。

ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。

ご自身のからだのことを知り、ご自分に合った施術、セルフケアやトレーニングでつらい症状を改善させていきましょう。



大田区池上の整体院からだ塾のご紹介

膝や腰の痛みでお悩みの方は、大田区池上の整体院「からだ塾」へご相談ください。
経験豊富な理学療法士が、痛みの緩和だけでなく、再発しない体作りをサポートします。
生活習慣病の予防やリハビリに加え、効果的なセルフケアのアドバイスも提供し、日常生活をより快適にするお手伝いをいたします。

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この整体コラムを書いた人

大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太

保有資格

  • 理学療法士(国家資格)免許取得
  • 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
  • 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
  • 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
  • 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
  • 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
  • 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
  • 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
  • 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
  • ポケットセラピスト   登録理学療法士
  • 健康経営アドバイザー取得
  • 一時救命処置(BLS:basic life support)取得

執筆

  • 医療情報サイト『Good Health』
    怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)

メッセージ

当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。

しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。

・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方

これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。

本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。

『あなたにもっと早く会えていれば良かった』

これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。

『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』

この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。

私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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