階段の下りで膝が痛い原因は?改善方法を理学療法士が解説

「平地を歩くときはまだ大丈夫なのに、階段を下りると膝が痛い」
「上りよりも下りの方がつらい」
「膝の内側やお皿の周りに痛みを感じる」
このような症状に悩んでいませんか?

階段の下りでは、片脚で体重を支えながら、身体が一気に下へ落ちないようにコントロールする必要があります。
そのため、平地を歩くときとは膝に求められる役割が異なり、階段の下りで初めて痛みを感じる方もいます。
しかし、「階段を下りると膝が痛い=膝だけに原因がある」とは限りません。
階段を下りる動作には、膝だけでなく股関節や足首、骨盤・体幹なども関係します。
さらに筋力や関節の動く範囲、身体の使い方によっても、膝への負担は変化します。
そのため、「太ももを鍛えればいい」「スクワットをすればいい」と一つの方法だけで考えないことが大切です。

この記事では国家資格を持つ理学療法士が、なぜ階段の下りで膝が痛くなるのか、考えられる原因、確認したい身体の使い方、自分でできる対処法まで分かりやすく解説します。
「痛い膝に何をすればいいのか」だけではなく、なぜ自分の膝に負担が集中しているのかを一緒に考えていきましょう。

当整体院からだ塾にも、
・レントゲンやMRI上、加齢に伴う変形はあるが大きな問題はなかった。けどなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、日常生活の活動や仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった…
・整骨院で電気治療、病院やクリニックでのリハビリをやっていたが効果を感じなかった…
など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。

「腰痛、股関節痛、からだの硬さを改善するには治療だけでなく、正しい施術とアプローチ、考え方、取り組み方が必要です!」多くの方が抱える慢性腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、からだの硬さに対して、理学療法士の視点からのアプローチを詳しく解説し、効果的な施術法と自宅でできるセルフケアをご提案します。

大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「腰痛、股関節痛を改善させ、腰痛、股関節痛を繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ階段を下りるときに膝が痛いのはなぜ?

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ平地では痛くないのに階段の下りで痛む理由

「平地を歩くときは大丈夫なのに、階段を下りると膝が痛い」という方は少なくありません。
同じ歩く動作のように感じますが、平地歩行と階段の下りでは、膝に求められる役割が異なります。

階段を下りるときは、片脚に体重を乗せながら膝を曲げ、身体を次の段までゆっくり下ろしていきます。このとき重要なのが、重力によって身体が下へ落ちていくのをコントロールすることです。

例えば、階段を上るときには脚の力を使って身体を上へ持ち上げます。
一方、下りでは身体が一気に落ちないように、太ももの前にある大腿四頭筋などが働きながら、膝の曲がり方や身体が下がる速度を調整しています。
このように、筋肉が力を発揮しながら徐々に伸ばされる働きを「遠心性収縮」といいます。
難しく聞こえるかもしれませんが、イメージとしては「脚の筋肉をブレーキとして使いながら身体を下ろしている」と考えると分かりやすいでしょう。
さらに階段では平地よりも膝を大きく曲げる必要があります。膝を曲げて体重を支えることで、膝関節や膝のお皿(膝蓋骨)周囲にも負荷が加わります。

そのため、普段の歩行では症状がなくても、階段の下りという負荷の高い動作になったときに初めて痛みを感じることがあります。

ここで大切なのは、「階段の下りで痛い=すぐに膝が悪くなっている」とは限らないことです。
筋力や関節の動く範囲、身体の使い方などによっても、膝にかかる負担は変わります。
反対に、「歩けるから膝には問題ない」と考えて、痛みを我慢しながら階段を使い続けることにも注意が必要です。
平地では大丈夫なのに階段の下りだけで膝が痛む場合には、平地より負荷の大きい動作になったことで、普段は気づかなかった身体の問題が症状として現れている可能性があると考えてみてください。

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ膝だけが原因とは限らない|股関節・足首との関係

階段を下りると膝が痛いと、「膝が悪いのだから、膝を治さなければ」と考えるのは自然なことです。
もちろん、痛みを感じている膝そのものの状態を確認することは重要です。
しかし、階段を下りる動作は膝関節だけで行っているわけではありません。

実際には、体幹や骨盤で身体の位置を調整しながら、股関節・膝関節・足関節などが連動して動くことで、身体を次の段へ下ろしています。

例えば、足首が十分に曲がらなければ、その動きを別の場所で補う必要があります。
股関節をうまく使って身体を支えられない場合にも、膝へ負担が集中する可能性があります。
また、身体を前後・左右のどこへ移動させながら下りるのか、どのくらいの速さで身体を下ろすのかによっても、膝への負担のかかり方は変わります。

ただし、ここで「足首が硬い人は膝が痛くなる」「股関節が弱いことが原因」と一つの要因だけで決めつけることもできません。
なぜなら、どの部分の動きを、どこで補って階段を下りているのかは人によって異なるからです。
ある人は足首の動きを膝で補っているかもしれませんし、別の人は股関節や体幹の使い方によって膝への負担が増えているかもしれません。

同じ「階段の下りで膝が痛い」という症状でも、身体の使い方まで同じとは限らないのです。
そのため、膝の痛みを考えるときには、「どこが痛いのか」という情報だけでなく、実際に階段をどのように下りているのかを見ることが重要になります。
膝だけをマッサージしたり、太ももだけを鍛えたりしても繰り返し痛みが出る場合には、膝以外の関節や身体全体の使い方にも目を向ける必要があります。
痛みが出ている場所と、そこへ負担が集中する原因は、必ずしも同じとは限りません。

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ階段の下りで膝が痛むときに考えられる主な状態

階段を下りるときの膝痛には、筋力や身体の使い方だけでなく、膝関節そのものの状態が関係している場合もあります。
代表的なものの一つが変形性膝関節症です。

変形性膝関節症では、関節軟骨の変化などに伴い、立ち上がりや歩き始め、階段の上り下りなどで膝に痛みを感じることがあります。
年齢とともに増える傾向がありますが、「階段で膝が痛い」という症状だけで変形性膝関節症と判断することはできません。
また、膝のお皿である膝蓋骨と大腿骨の間にある膝蓋大腿関節周囲の問題でも、階段の下りやしゃがみ込みなど、膝を曲げた状態で体重を支える動作で痛みが出ることがあります。
そのほか、膝関節の中で衝撃を吸収したり関節を安定させたりする半月板や、膝周囲の腱・滑膜・脂肪体などの組織が症状に関係する場合もあります。
大切なのは、インターネットで症状を照らし合わせて、「自分は変形性膝関節症だ」「半月板が傷んでいる」と自己判断しないことです。
同じ階段の下りでも、
・膝の内側が痛い
・お皿の周囲や奥が痛い
・体重を乗せた瞬間に痛い
・膝を曲げながら身体を下ろすと痛い
・引っかかりや膝崩れを伴う
・腫れや熱感がある
など、症状の現れ方はさまざまです。

また、画像検査で関節の変化が確認されたとしても、実際の痛みの程度や動作のしにくさは一人ひとり異なります。
そのため、疾患名だけで現在の膝の状態をすべて説明しようとしないことも大切です。
まずは「階段で膝が痛い」という大きなくくりから一歩進んで、どこが、どのタイミングで、どのように痛むのかを整理してみてください。
そして、痛みが強い、腫れがある、膝が引っかかって動かしにくい、膝崩れを繰り返す、症状が徐々に悪化しているといった場合には、セルフケアだけで判断せず、整形外科などの医療機関で現在の膝の状態を確認することをおすすめします。

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ階段の下りで膝が痛いときに確認したい3つのポイント

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ膝の「どこが・いつ痛むのか」を確認する

階段を下りるときに膝が痛む場合、まず確認してほしいのが、
「膝のどこが痛むのか」
「階段を下りる動作のどのタイミングで痛むのか」です。

「膝が痛い」といっても、痛みを感じる場所は人によって異なります。
膝の内側が痛む方もいれば、お皿の周囲や奥に痛みを感じる方、膝の外側や後ろ側に違和感を感じる方もいます。

さらに重要なのが、痛みの出るタイミングです。
階段を下りる動作を少し細かく考えてみると、片脚で身体を支え、反対側の脚を下の段へ伸ばし、支持している膝を曲げながら身体を下げ、次の段へ体重を移していきます。
その中で、
・脚を下の段へ伸ばそうとしたとき
・片脚で身体を支えたとき
・膝を曲げながら身体を下げている途中
・下の段へ足が着いたとき
・体重を次の脚へ移すとき
など、痛みを感じるタイミングにも違いがあります。

例えば、「膝の内側が痛い」という情報だけよりも
「右脚で身体を支えながら、左脚を下の段へ伸ばしていく途中で右膝の内側が痛い」
と分かれば、身体で何が起きているのかを考えるための情報は大きく増えます。
これは、自分で病名を判断するためのチェックではありません。
むしろ大切なのは、自分の症状を具体的にすることです。
また、「朝は大丈夫だけれど夕方になると痛い」「最初の数段だけ痛い」「何階も下りていると徐々に痛くなる」といった違いも重要な情報になります。
膝の痛みを「階段が痛い」の一言で終わらせず、場所・タイミング・痛み方・症状の変化を少し具体的にしてみてください。
セルフケアを選ぶ場合にも、医療機関や専門家へ相談する場合にも、自分の状態を整理するための大切な第一歩になります。


腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ実際の階段の下り方を確認する

次に確認したいのが、実際に自分がどのように階段を下りているのかです。
階段の下りで膝が痛いと、
「膝の筋力が弱いのでは?」
「膝が内側に入っているから?」など、一つの原因を探したくなるかもしれません。
しかし、階段の下り方は人によって異なります。

股関節、膝関節、足関節だけでなく、骨盤や体幹も動かしながら身体全体でバランスを取り、次の段へ重心を移動させています。
そのため、どこか一つが十分に使えていない場合、身体は別の場所を使ってその動きを補おうとします。
これを身体の「代償」と考えることができます。

例えば、足首の動きが十分でないときに、膝や股関節など別の場所を大きく動かして階段を下りることがあります。
反対に、股関節で身体を十分に支えられないことで、膝に負担が集中する場合もあります。
身体を大きく前へ倒す人、左右へ傾ける人、膝の向きが変化する人、勢いを使って一気に次の段へ下りる人など、身体が動きを補う方法はさまざまです。

ここで重要なのは、「階段で膝が痛い人は、必ずこの動きになっている」という正解があるわけではないことです。
どの部分が十分に使えていないのか、そしてそれを身体のどこで補っているのかは、一人ひとり異なります。
さらに、痛みがあるために下り方が変わっている可能性もあります。
つまり、「この下り方だから膝が痛くなった」と見える動きが、実は膝をかばうために身体が選んだ動きであることも考えなければなりません。
そのため、見た目だけで「膝が内側に入っているから直そう」「身体をまっすぐにしよう」と無理に修正すればよいわけでもありません。
大切なのは、なぜそのような身体の使い方になっているのかを考えることです。
自分では分かりにくい場合には、安全を確保したうえで家族に横や正面から動きを見てもらったり、普段どのように下りているのかを振り返ったりするのも一つの方法です。
膝の痛みだけを見るのではなく、階段という動作の中で身体全体がどのように動いているのかに目を向けることで、膝に負担が集中している理由を考える手がかりになります。

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ筋力だけでなく「動かせる範囲」と「使い方」も確認する

階段の下りで膝が痛いとき、「太ももの筋力が弱いから鍛えた方がいい」と言われた経験がある方もいるかもしれません。
確かに、第1章で説明したように、階段を下りる際には大腿四頭筋などが身体を支えながら、下へ落ちる速度をコントロールする必要があります。
そのため、筋力は重要な要素です。
しかし、筋力だけで階段の下り動作が決まるわけではありません。
例えば、十分な筋力があっても、足首や股関節に必要な可動域がなければ、身体は動かしやすい別の場所でその不足を補おうとします。

反対に、ベッドの上などで確認すると股関節や足首が十分に動くにもかかわらず、立って体重を支えながら階段を下りると、その動きをうまく使えないこともあります。
つまり、「関節が動くこと」と「実際の動作の中でその動きを使えること」は同じではありません。
これは筋力についても同じです。
筋力検査では十分な力があったとしても、階段を下りるときに必要なタイミングや速度でその力を発揮し、身体をコントロールできるとは限りません。

また、階段の高さが変われば必要な膝や股関節、足関節の動きも変化します。
低い段差なら問題なく下りられるのに、高い段差になると痛みが出る方もいます。ゆっくりなら大丈夫でも、急いで下りると痛むこともあります。手すりを使うことで症状が軽くなる場合もあります。
これらはすべて、身体に求められる難易度や負荷が変化しているということです。
そのため、「階段を下りると膝が痛いから筋力不足」とすぐに決めるのではなく、
筋力が足りているか
+ 関節に必要な動きがあるか
+ その能力を実際の階段動作で使えているか

という複数の視点から考えることが大切です。
そして、この考え方は次に行うセルフケアにもつながります。
筋力が必要な人と、可動域を改善する必要がある人では、適した運動は同じとは限りません。
「階段で膝が痛いから、とりあえずスクワット」ではなく、自分は何を改善するために運動するのか。
この目的を整理することが、自分に合った対処法を選ぶための重要なポイントになります。

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ階段の下りで膝が痛いときの対処法

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ痛いときは階段を使わない方がいい?負担を減らす工夫

階段を下りると膝が痛いと、「痛くても動かした方がいいのか、それとも階段を使わない方がいいのか」と迷う方も多いと思います。

結論からいうと、「痛くても普段通り使い続ける」「痛いからまったく使わない」の二択で考える必要はありません。
大切なのは、現在の膝の状態に合わせて負荷を調整することです。
例えば、階段を一段下りるたびに強い痛みが出ているのに、「筋力を落としたくないから」と我慢して何度も階段を使う必要はありません。
一方で、日常生活で階段を完全に避けることが難しい方もいるでしょう。

そのような場合には、まず膝にかかる負担を減らしながら階段を使う方法を考えます。
手すりがある場合には積極的に利用してください。腕でも身体を支えることで、脚だけで全体重をコントロールする必要がなくなります。

痛みが強い時期には、一段ずつ両足をそろえながら下りる方法もあります。
一般的には、片側の膝に痛みがある場合、下りでは痛い側の脚を先に下の段へ出し、痛みの少ない側の脚で身体を支えながら下りることで、痛い側の膝を深く曲げて身体を支える負担を減らしやすくなります。
ただし、これは膝を改善するためのトレーニングではなく、痛みがある時期の日常生活を安全に行うための工夫です。
症状が落ち着いてきたら、いつまでもすべての負荷を避け続けるのではなく、身体の状態に応じて少しずつ必要な動作を取り戻していくことも重要です。

その際にも、「痛いか、痛くないか」だけではなく、階段を下りたあとに症状が強く残らないか、翌日に悪化していないかなど、身体の反応を確認してください。

運動や活動量は、多ければ多いほど良いわけでも、痛みがあればすべて中止すればよいわけでもありません。
今の身体がどの程度の負荷まで対応できるのかを確認しながら調整していくことが大切です。


腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ階段の下りで膝が痛いときは「とりあえず筋トレ」でよい?

階段の下りで膝が痛いと調べると、「大腿四頭筋を鍛えましょう」「スクワットをしましょう」といった情報を目にすることがあります。

第1章で説明したように、階段の下りでは太ももの筋肉がブレーキのように働くため、筋力を高めることが必要な方は確かにいます。
しかし、階段で膝が痛い人全員が、同じ筋トレをすればよいわけではありません。

ここまでお伝えしてきたように、階段の下りには筋力だけでなく、股関節や足関節の可動域、身体を支える能力、重心の移動、身体を下ろす速度など、さまざまな要素が関係します。
そのため、運動を選ぶときには「何をするか」だけではなく、何を改善するためにその運動をするのかを考えることが重要です。
さらに、同じ運動でも難易度は変えられます。

今回はその考え方を理解するための一例として、手すりや壁などで身体を支えながら、低い段差からゆっくり身体を下ろす運動をご紹介します。
まず、転倒の危険がない低い段差を使用し、手すりや安定した支持物につかまります。
片脚を段差の上に残し、反対側の足を床へ近づけるように、支持している脚の膝をゆっくり曲げながら身体を下げます。そして無理のない範囲で元の位置へ戻ります。
ここでの目的は、できるだけ深く下げることでも、痛みを我慢して回数をこなすことでもありません。
身体が一気に下へ落ちないように、ゆっくりコントロールできる範囲で行ってみてください。
そして、
・膝に痛みが出ない範囲で行えるか
・ゆっくり身体を下ろせるか
・手すりを強く使わないと難しいか
・段差を高くすると急に難しくならないか
・左右で行いやすさに大きな違いがないか
など、自分の身体の反応を確認します。

例えば、段差を低くする、手で身体を支える量を増やす、動かす範囲を小さくする、ゆっくり行うといった工夫によって負荷を調整できます。
反対に、高い段差にする、支持を減らす、動かす範囲を大きくすることで難易度は上がります。
つまり、同じ運動でも、段差の高さ・支持の有無・動かす範囲・速度などの環境設定によって、身体に求められる能力は変わるのです。

これはスクワットなど、ほかの運動でも同じです。
「この運動が膝に良い」という名前だけを覚えるのではなく、自分の目的と現在の能力に合わせて難易度を選ぶことが大切です。

なお、すでに通常の階段を下りるだけで強い痛みがある方や、腫れ・熱感がある方、運動によって痛みが明らかに強くなる方には、この運動が適していない場合があります。
痛みを再現させることを目的にせず、症状が強い場合には運動より先に現在の膝の状態を確認してください。

腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリセルフケアで改善しない場合は膝の状態を一度確認する

「太ももの筋トレを続けているのに、階段の痛みが変わらない」
「ストレッチをすると少し楽になるけれど、階段を下りるとまた痛くなる」

このような状態が続いている場合、運動の種類や回数を増やす前に、なぜ階段の下りで膝に負担が集中しているのかを一度整理することが大切です。

セルフケアで変化が出ないからといって、「筋力が足りないから、もっと鍛えなければならない」とは限りません。
筋力以外の身体機能が関係している場合もあれば、実際の階段の下り方に負担が集中する要因がある場合もあります。
また、変形性膝関節症や半月板など、膝関節そのものの状態を確認した方がよい場合もあります。
特に、
・膝の腫れや熱感が強い
・急に強い痛みが出た
・転倒やスポーツなど明らかなきっかけがある
・膝が引っかかって曲げ伸ばししにくい
・膝崩れを繰り返す
・安静にしていても痛む
・日常生活への支障が大きくなっている
・痛みが徐々に強くなっている
といった場合には、セルフケアだけで様子を見続けず、整形外科などの医療機関へ相談することをおすすめします。

一方で、
「病院へ行っても、レントゲンを撮って『大きな異常はありません。様子を見ましょう』と言われるだけでは?」
と思い、受診をためらう方もいるかもしれません。

しかし、診察や画像検査によって、現在の膝にどの程度の変化があるのか、大きな問題が隠れていないかを確認すること自体にも意味があります。
現時点での状態を把握しておけば、その後に症状が変化した場合にも、以前との比較材料になります。
そして、画像検査で大きな異常が確認されなかったにもかかわらず、階段の痛みが続いている場合には、そこで「何も問題がない」と考えて終わりにする必要もありません。
画像で確認する関節の状態と、筋力・可動域・身体の使い方・実際の階段動作は、異なる視点から確認するものだからです。
「膝にどんな病気があるのか」だけではなく、
なぜ自分は平地では大丈夫なのに階段の下りで痛むのか。
・なぜ右は大丈夫なのに左だけ痛むのか。
・なぜ低い段差では平気なのに高い段差では痛むのか。

こうした違いを整理していくことで、自分に必要な対処法を考えやすくなります。

自分だけでは判断が難しい場合には、医療機関で膝の状態を確認したうえで、身体機能や動作を評価できる専門家へ相談することも一つの方法です。

階段の下りで膝が痛いときに大切なのは、痛い場所だけに対処することでも、やみくもに筋力をつけることでもありません。
現在の膝の状態を確認し、自分の身体のどこに課題があり、なぜ階段という動作で膝に負担が集中しているのかを考え、その人に合った方法を選ぶことが改善への大切な一歩になります。

腰痛、股関節痛、膝関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリまとめ:階段の下りで膝が痛いときは「なぜ負担が集中するのか」を考えよう

階段の下りで膝が痛くなるのは、身体が下へ落ちないように片脚で体重を支えながら、膝を曲げて動きをコントロールする必要があるためです。
そのため、平地では痛くなくても、階段の下りになると症状が現れることがあります。
変形性膝関節症や膝蓋大腿関節、半月板など、膝関節そのものの状態が関係している場合もありますが、階段で膝が痛いからといって、膝だけを見れば原因が分かるとは限りません。

階段を下りるときには、股関節・膝関節・足関節だけでなく、骨盤や体幹なども使いながら身体全体で動きを作っています。
どこかの動きや機能が十分でなければ、別の場所で補うことがあります。そして、どこをどのように補っているのかは一人ひとり異なります。
そのため、
・膝のどこが痛むのか
・階段を下りるどのタイミングで痛むのか
・どのような下り方をしているのか
・股関節や足首などに必要な動きがあるのか
・筋力を実際の動作の中で使えているのか
といった複数の視点から考えることが重要です。

セルフケアについても同様です。
「膝痛にはスクワット」
「太ももを鍛えればよい」と決めつけるのではなく、何を改善するための運動なのか、その人に合った難易度なのかを考えて行いましょう。
今回紹介した低い段差を使った運動でも、段差の高さ、手すりなどの支持、動かす範囲、速度を変えるだけで身体への負荷は変わります。
また、腫れや熱感がある、膝が引っかかる、膝崩れを繰り返す、強い痛みや症状の悪化がみられる場合には、セルフケアだけで判断せず医療機関で現在の膝の状態を確認することも大切です。
階段の下りで膝が痛いときに必要なのは、痛い場所だけに対処することではありません。
自分の身体で何が起きていて、なぜ階段という動作で膝に負担が集中しているのかを整理し、現在の身体の状態に合った方法を選択することが改善への第一歩です。

今回は「階段の下りで膝が痛い原因は?改善方法を理学療法士が解説」についての記事でした。
腰痛、股関節痛、からだの硬さの改善には、単なる痛みの緩和ではなく、根本的な原因に対応するための多角的なアプローチが効果的です。
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この整体コラムを書いた人

大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太

保有資格

  • 理学療法士(国家資格)免許取得
  • 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
  • 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
  • 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
  • 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
  • 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
  • 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
  • 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
  • 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
  • ポケットセラピスト   登録理学療法士
  • 健康経営アドバイザー取得
  • 一時救命処置(BLS:basic life support)取得

執筆

  • 医療情報サイト『Good Health』
    怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)

メッセージ

当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。

しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。

・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方

これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。

本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。

『あなたにもっと早く会えていれば良かった』

これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。

『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』

この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。

私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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