「しゃがむと股関節の前がつまる」
「歩き始めに足の付け根が引っかかる」
「ストレッチをしているのに、つまり感がなかなか取れない」
このような股関節のつまりに悩んでいませんか?
股関節のつまりについて調べると、「腸腰筋が硬い」「お尻の筋肉を伸ばしましょう」など、筋肉の硬さやストレッチについての情報が多く見つかります。
もちろん、筋肉の柔軟性が関係している場合もあります。
しかし、股関節のつまり=筋肉が硬い、と一つの原因だけで考えることはできません。
大切なのは、「どこがつまるのか」だけでなく、どのような動作でつまりが出るのか、そのとき身体全体がどのように動いているのかを考えることです。
この記事では、国家資格を持つ理学療法士が、股関節のつまりが起こる原因やチェックしたいポイント、セルフケアの考え方について、できるだけ分かりやすく解説します。
「とりあえずストレッチ」から一歩進んで、自分の股関節に何が起きているのかを考えていきましょう。
当整体院からだ塾にも、
・レントゲンやMRI上、加齢に伴う変形はあるが大きな問題はなかった。けどなかなか良くならない
・痛み止めや湿布を処方され、日常生活の活動や仕事は落ち着いたら再開したけどまた痛くなってしまった…
・整骨院で電気治療、病院やクリニックでのリハビリをやっていたが効果を感じなかった…
など多くのお悩みや不安のご相談を頂きます。
「腰痛、股関節痛、からだの硬さを改善するには治療だけでなく、正しい施術とアプローチ、考え方、取り組み方が必要です!」多くの方が抱える慢性腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、からだの硬さに対して、理学療法士の視点からのアプローチを詳しく解説し、効果的な施術法と自宅でできるセルフケアをご提案します。
大田区池上の整体院 セルフケアアドバイスセンター ~からだ塾~では、「腰痛、股関節痛を改善させ、腰痛、股関節痛を繰り返さない体づくり」を掲げ、活動しています

腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ股関節のつまりとは?考えられる原因
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ股関節の「つまり」とはどんな状態?
「しゃがむと足の付け根がつまる」
「股関節を曲げると奥で何かが引っかかる」
「以前より股関節が動かしにくい」など、股関節に“つまり感”を感じる方は少なくありません。
ただし、「股関節のつまり」は病名ではなく、本人が感じている違和感や動かしにくさを表した言葉です。
つまりを感じる場所や動作も人によって異なります。
足の付け根の前側につまりを感じる方もいれば、股関節の奥に引っかかりを感じる方もいます。
また、しゃがむ・靴下を履くなど股関節を深く曲げたときに感じる場合もあれば、歩き始めや立ち上がり、階段などで感じることもあります。
そのため、「股関節がつまる=○○が硬い」と一つの原因だけで判断することはできません。
大切なのは、どこにつまりを感じるのか、どのような動作で起こるのか、痛みや引っかかりを伴うのかなどを整理することです。
これらを確認することで、なぜ股関節につまりを感じているのかを考える手がかりになります。
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ股関節のつまりは筋肉の硬さだけが原因ではない
股関節のつまりについて調べると、「腸腰筋が硬い」「お尻の筋肉が硬い」といった情報を目にすることがあります。
もちろん、股関節周囲の筋肉の柔軟性が低下することで、股関節の動かしにくさにつながる場合はあります。
しかし、股関節のつまりを筋肉の硬さだけで説明することはできません。
私たちが歩く、立ち上がる、階段を上る、しゃがむといった動作をするとき、股関節だけが単独で動いているわけではありません。
例えば、しゃがむ動作では股関節や膝が曲がるだけでなく、骨盤や腰椎、さらに上半身もバランスを取りながら連動して動いています。
ところが、この連動がうまくいかず、ある一つの関節に動きが偏ってしまうと、その部分に必要以上の負担が加わることがあります。
そのため当院からだ塾では、「股関節がつまる」という訴えがあった場合でも、最初から股関節だけに原因を決めつけることはしません。
実際の動作も確認し、胸椎・腰椎・股関節・膝などがどのように連動しているのか、特定の場所だけに動きが偏っていないかを確認します。
そのうえで、股関節や腰椎など、それぞれの関節の可動域や身体機能を個別に評価していきます。
例えば、股関節そのものには十分な可動域があっても、実際の動作ではうまく使えていないケースもあります。反対に、身体の使い方には大きな問題がなくても、股関節自体の可動域が低下している場合もあります。
つまり、
「股関節がつまる → 筋肉が硬い → ストレッチをする」
と単純に考えるのではなく、
「どの動作でつまりが出るのか → 身体全体がどう動いているのか → 個々の関節や筋肉にどのような問題があるのか」
という順番で考えることが重要です。
同じ「股関節のつまり」という症状でも、原因が違えば必要な対処法も変わります。
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリFAI・関節唇・変形性股関節症などが関係する場合も
股関節のつまりは、筋肉や身体の使い方だけでなく、股関節そのものの状態が関係している場合もあります。
代表的なものとして、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)・関節唇損傷・変形性股関節症などがあります。
FAIとは、大腿骨側や骨盤側の骨の形態などによって、股関節を深く曲げたりひねったりした際に、股関節周囲の組織に負荷がかかる状態です。
特に股関節を深く曲げる動作で、足の付け根の痛みやつまり感が出ることがあります。
また、股関節の受け皿である寛骨臼の縁には「関節唇」という組織があります。
関節唇に問題が生じた場合にも、股関節の痛みだけでなく、引っかかる感じやクリック感などを自覚することがあります。
さらに、中高年になると注意したいのが変形性股関節症です。
関節軟骨の変化などが進むことで、足の付け根の痛みや股関節の動かしにくさが現れ、立ち上がりや歩き始め、階段など日常生活の動作で症状を感じることがあります。
ただし、ここで注意してほしいのは、「股関節がつまるからFAI」「引っかかるから関節唇損傷」と症状だけで判断することはできないということです。
同じようなつまり感でも、筋肉や関節の可動性、身体の使い方などが影響しているケースがあります。また、骨の形態的な特徴が画像で確認されたとしても、それだけで現在感じている症状の原因と断定できるとは限りません。
そのため、つまり感だけで必要以上に不安になる必要はありません。
一方で、つまりに加えて強い痛みがある、以前より股関節が動かしにくくなっている、歩行など日常生活に支障が出ている、症状が徐々に悪化しているといった場合には、セルフケアだけで様子を見続けず、整形外科などの医療機関で一度状態を確認してもらうことも大切です。
股関節のつまりは「とにかく筋肉を伸ばせばよい」と考えるのではなく、まず自分のつまりがどのような動作で、どのように起きているのかを把握することが、適切な対処につながります。

腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ股関節のつまり方から考える3つのチェックポイント
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリしゃがむ・深く曲げると股関節がつまる場合
股関節のつまりを考えるときに大切なのは、「つまりがあるか・ないか」だけではありません。
どのような動作でつまりを感じるのか、身体をどのように動かしたときに症状が変化するのかを確認することが重要です。
例えば、「しゃがむと足の付け根がつまる」「膝を胸に近づけると股関節の前側が苦しい」といった症状は、股関節のつまりを訴える方によくみられます。
このような場合、「股関節が硬いから、もっとストレッチをして柔らかくしよう」と考える方も多いかもしれません。
しかし、ここで一度考えてほしいのが、しゃがむ動作は股関節だけで行っているわけではないということです。
しゃがむときには、股関節と膝が曲がり、足関節も動きます。さらに骨盤や腰椎、胸椎なども姿勢を調整しながら、一連の動作を作っています。
そして、同じようにしゃがんでいるように見えても、その運動パターンは人によって異なります。
股関節を大きく使ってしゃがむ人もいれば、腰を大きく曲げる人、膝の動きが大きい人などさまざまです。
重要なのは、身体全体の連動の中で、どこか一つの関節に動きが偏っていないかを見ることです。
例えば、腰椎や骨盤の動きが十分に使えていなければ、その分を股関節の動きで補おうとする場合があります。
反対に、股関節自体の可動域が低下していれば、腰や膝など別の場所で動きを補っていることもあります。
そのため当院では、しゃがんだときに股関節がつまるからといって、すぐに股関節だけをストレッチするのではなく、まず実際のしゃがみ動作を確認します。
そのうえで、胸椎・腰椎・股関節・膝などがどのように連動しているのかを確認し、特定の関節に動きが偏っていないかを見ていきます。そして、股関節や腰椎など、それぞれの関節の可動域や身体機能を個別に評価していきます。
また、深く曲げたときのつまりや痛みには、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)など、股関節そのものの状態が関係する場合もあります。
つまりを感じるところまで何度も無理に曲げるのではなく、「なぜその角度でつまるのか」を考えることが大切です。
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ歩く・立ち上がる・階段で股関節がつまる場合
「歩き始めに足の付け根がつまる」
「椅子から立つときに股関節が動かしにくい」
「階段を上るときに違和感がある」という場合もあります。
このような症状でも、股関節だけを見れば原因が分かるとは限りません。
歩行や立ち上がり、階段といった動作では、身体を動かすことに加えて、自分の体重を支えることが必要になるからです。
例えば歩行では、片脚で身体を支えながら反対側の脚を前へ運びます。
その際には股関節周囲の筋肉だけでなく、骨盤や体幹が安定し、膝や足部を含めて身体全体が協調して動く必要があります。
階段では、さらに片脚で身体を持ち上げるための力も必要になります。
そのため、「歩くと股関節がつまる」という症状があったとしても、単純に股関節の柔軟性だけを改善すればよいとは限りません。
例えば、股関節の動きそのものが小さいケースもあれば、股関節には動く能力があるにもかかわらず、歩行中には十分に使えていないケースもあります。
また、体幹や骨盤をうまくコントロールできず、股関節周囲に負担が集中している場合も考えられます。
ここで重要になるのが、「できる」と「使える」は同じではないという考え方です。
ベッドの上で股関節を動かしたときには十分な可動域があったとしても、立って歩いたときにその動きをうまく使えるとは限りません。
反対に、歩き方だけを修正しようとしても、そもそも股関節に必要な可動域や筋力が不足していれば、身体は別の場所を使って補おうとします。
これは立ち上がりや階段でも同様です。
「股関節が何度まで曲がるか」
「どのくらい筋力があるか」といった個々の身体機能を確認するだけでなく、その機能を実際の動作の中でどのように使っているのかまで確認することが重要です。
そのため、歩行や立ち上がり、階段でつまりを感じる場合には、「股関節がどのくらい動くか」という個々の機能と、「実際の動作の中でどう使っているか」の両方を見ることが、原因を考えるうえで大切になります。
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ痛み・引っかかり・可動域制限を伴う場合は要注意
股関節につまりを感じても、必ずしも大きな問題が起きているとは限りません。
一方で、「いつものつまりだから」「少し動かしにくいだけだから」と、すべてを自己判断してしまうことにも注意が必要です。
特に確認してほしいのは、つまり以外の症状を伴っていないかという点です。
例えば、
・足の付け根に強い痛みがある
・股関節を動かすと鋭い痛みが出る
・引っかかって動かしにくい感覚が強くなっている
・以前と比べて股関節の動く範囲が明らかに狭くなった
・歩く、階段を使うなど日常生活にも支障が出ている
・症状が徐々に強くなっている
といった変化がみられる場合には、セルフケアだけで解決しようとせず、整形外科などの医療機関で状態を確認することも重要です。
股関節のつまり感や引っかかりには、筋肉や身体の使い方だけでなく、FAI、関節唇の問題、変形性股関節症などが関係する場合もあります。
ただ、実際には、
「この程度で病院へ行っても、レントゲンでは骨に問題がないと言われて、湿布や痛み止めで様子を見るだけでは?」
と考え、受診せずに過ごしている方も少なくありません。
実際に整形外科を受診した結果、画像検査などで大きな問題がみつからず、経過観察となることもあります。
しかし、「大きな異常がないことを確認できた」ということ自体にも意味があります。
特に、数か月から数年にわたって股関節の痛みやつまりを繰り返している場合、一度画像検査などで現在の股関節の状態を確認しておくことで、骨や関節に明らかな変形などがないかを把握することができます。
そして、その後に症状が変化した場合には、以前の状態と比較しながら、「身体にどのような変化が起きているのか」を判断するための情報にもなります。
つまり、「異常がありそうだから病院へ行く」という考え方だけではなく、「現在の状態を把握して、今後の変化を判断する材料を持っておく」という目的で医療機関を利用することも大切です。
一方で、画像検査で大きな異常がなかったからといって、「気のせい」「身体には何も問題がない」という意味でもありません。
画像検査で確認する身体の状態と、実際の身体機能や動作は別の視点から評価する必要があります。
例えば、股関節や腰椎の可動域、筋力、身体の使い方、歩行やしゃがみ動作などは、実際に身体を動かしながら確認することで分かることがあります。
そのため、医療機関で身体の構造的な状態を確認することと、身体機能や実際の動作を評価することは、どちらか一方ではなく、それぞれ役割が異なると考えています。
また、セルフケアを行ったときの身体の反応を見ることも一つの判断材料です。
運動やストレッチを行ってつまりが軽くなるのであれば、その反応を確認しながら続けられる場合もあります。しかし、つまりや痛みが強くなる場合には、「効いているから痛い」と考えて無理に続けることはおすすめできません。
股関節の状態は一人ひとり異なります。
だからこそ、「つまりがあるから病気」「レントゲンで異常がないから問題ない」と二択で考えるのではなく、症状・身体の構造・身体機能・実際の動作を組み合わせて考えることが、適切な対処法を選ぶために重要です。

腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ股関節のつまりを改善するための正しい対処法
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ股関節のつまりはストレッチをすれば改善する?
股関節のつまりについて調べると、「腸腰筋を伸ばす」「お尻の筋肉をほぐす」など、さまざまなストレッチや運動が紹介されています。
もちろん、運動やストレッチは身体の状態を改善するための有効な手段の一つです。
しかし、ここまで解説してきたように、同じ「股関節のつまり」でも、その原因や身体の使い方は一人ひとり異なります。
そのため、「股関節がつまる人は、このストレッチをすれば改善する」と一つの方法をすべての方に当てはめることはできません。
大切なのは、何のためにその運動を行うのかという目的です。
例えば、「股関節の可動域を広げたい」という目的と、「股関節周囲の筋力を高めたい」という目的では、選択する運動は変わります。
痛みを軽減しながら身体を動かせるようにすることが目的であれば、さらに違う方法を選択することもあります。
そして、同じ運動であっても、やり方によって身体に加わる刺激は変化します。
運動の難易度、動かす範囲、スピード、回数、負荷量、姿勢、身体を支える環境などを変えれば、同じように見える運動でも身体への影響は同じではありません。
つまり、「どんな運動をするか」だけでなく、「何を目的として、どのような条件で行うか」まで考えることが重要なのです。
インターネットで紹介されている運動そのものが悪いわけではありません。
問題になるのは、自分の身体の状態や目的に合っているかを確認せず、「股関節のつまりに効くと書いてあったから」という理由だけで繰り返してしまうことです。
特につまりや痛みを感じる方向へ、無理に何度も押し込むようなストレッチには注意が必要です。
運動は基本的には身体にとって良いものですが、その人に合った内容・難易度・方法を選択してこそ、目的に合った効果につながります。
セルフケアでは、「たくさんの種類を行うこと」よりも、「なぜこの運動をするのかを理解して行うこと」が大切です。
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリ理学療法士がすすめる股関節・腰のモビライゼーション
今回は股関節のつまりに対するセルフケアとして、仰向けで行う股関節と腰椎の屈伸モビライゼーションをご紹介します。
この運動を選んだ理由は、股関節だけを無理に伸ばすのではなく、骨盤・股関節を一緒に動かしながら、身体全体の動きを確認できるからです。
仰向けになった状態から、股関節と膝をゆっくり曲げ、腰や骨盤の動きも感じながら脚を身体へ近づけます。
その後、無理のない範囲でゆっくり元の位置へ戻します。
ポイントは、股関節のつまりを無理やり取ろうとしないことです。
「もっと曲げれば柔らかくなる」と考えて、足の付け根につまりや痛みが出ているところまで強く押し込む必要はありません。
・気持ちよく動かせる範囲で、
・腰や骨盤も一緒に動いているか
・股関節の前側につまりが強く出ていないか
・左右で動かしやすさに違いがないか
・力まず、ゆっくり動かせているか
などを感じながら行ってみてください。
動かすスピードも重要です。
勢いをつけて大きく動かすのではなく、まずはゆっくり動かしながら身体の反応を確認します。呼吸を止めず、身体に余計な力が入らないようにすることもポイントです。
このセルフケアの目的は、「股関節を何度まで曲げるか」という記録を伸ばすことではありません。
股関節と腰・骨盤が連動して動く感覚を確認しながら、無理なく身体を動かしていくことが目的です。
運動後に立ち上がったり歩いたりして、股関節のつまりや身体の動かしやすさに変化があるか確認してみるのもよいでしょう。
ただし、この運動がすべての股関節のつまりに適しているわけではありません。
運動中に鋭い痛みが出る、つまり感が明らかに強くなる、運動後も症状が悪化した状態が続くといった場合には、無理に続けないようにしてください。
セルフケアは「痛くても続ければ効く」というものではなく、行った結果、身体がどのように反応したかを見るところまでがセルフケアだと考えてください。
腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリセルフケアで改善しない場合は原因を評価することが重要
「ストレッチを続けているけれど、股関節のつまりがなかなか取れない」
「その場では少し楽になるけれど、歩いたりしゃがんだりすると、また元に戻ってしまう」
このような場合、さらにストレッチの種類を増やしたり、強く伸ばしたりする前に、一度立ち止まって考えてみることが大切です。
ここまでお伝えしてきたように、股関節のつまりは、必ずしも股関節周囲の筋肉が硬いことだけで起こるわけではありません。
例えば、股関節そのものの動きが十分でない場合もあれば、腰や骨盤、膝などとの動きのバランスによって、股関節に負担が集中していることもあります。
また、横になった状態では股関節が十分に動くのに、歩く・立ち上がる・しゃがむといった実際の動作になると、うまく使えていないこともあります。
そのため、セルフケアで変化が出ない場合に必要なのは、「もっと頑張って伸ばすこと」ではなく、「なぜ自分の股関節につまりが出ているのかを一度整理すること」かもしれません。
そのときに確認したいのは、股関節だけではありません。
「どの動作でつまるのか」「身体のどこが動きにくいのか」「左右で違いはあるのか」「どのように身体を使ったときにつまりが強くなるのか」など、自分の身体を全体として捉えることが大切です。
自分だけでは判断が難しい場合には、身体の動きや関節の機能を専門的に評価できる理学療法士などへ相談することも選択肢の一つです。
また、整形外科でレントゲンなどの検査を受け、「大きな異常はありません」と言われたものの、つまり感や動かしにくさが残っている方もいるでしょう。
その場合も、「異常がないのだから我慢するしかない」ということではありません。
画像検査で確認する骨や関節の状態と、実際に身体を動かしたときの可動性や筋力、身体の使い方は、異なる視点から確認するものだからです。
一方で、痛みが強くなっている、症状が徐々に悪化している、歩行など日常生活への支障が大きくなっている場合には、セルフケアだけで様子を見続けず、まず医療機関へ相談してください。
股関節のつまりを改善するために大切なのは、たくさんのストレッチを覚えることではありません。
自分の身体で何が起きているのかを知り、その状態と目的に合った方法を選ぶこと。
セルフケアを続けても変化が出ないときは、「自分のやり方が足りない」と考えるのではなく、一度原因を整理し直すタイミングと考えてみてください。

腰痛、股関節痛の治療や対策|大田区池上整体リハビリまとめ:股関節のつまりは「原因を知ること」から始めよう
股関節のつまりを感じると、「身体が硬くなったのかな?」と考えて、まずストレッチを始める方も多いと思います。
しかし今回お伝えしてきたように、股関節のつまりには、筋肉の柔軟性だけでなく、股関節そのものの可動性、腰や骨盤、膝などとの連動、実際の身体の使い方など、さまざまな要因が関係します。
また、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)や関節唇の問題、変形性股関節症など、股関節そのものの状態が関係している場合もあります。
だからこそ大切なのは、「股関節がつまる=このストレッチをすればいい」と決めつけないことです。
まずは、
・どのような動作でつまるのか
・どの場所につまりを感じるのか
・痛みや引っかかりを伴っていないか
・セルフケアをしたあとに症状がどう変化するのか
など、自分の身体の反応を確認してみてください。
今回ご紹介した股関節と腰のモビライゼーションも、すべての方に同じ効果が出る運動ではありません。
今回は「股関節のつまりの原因は?改善方法を理学療法士が解説」についての記事でした。
腰痛、股関節痛、からだの硬さの改善には、単なる痛みの緩和ではなく、根本的な原因に対応するための多角的なアプローチが効果的です。
病院治療、整体施術、自宅でのセルフケアを組み合わせ、腰痛、股関節痛の予防と長期的な健康管理を目指しましょう。
正しい知識と習慣の確立により、腰痛、股関節痛から解放される日常を目指します。
大事なことは、
・ご自身のおからだの特徴を把握すること
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この整体コラムを書いた人
大田区池上駅の整体院 からだ塾センター長・理学療法士田中隆太

保有資格
- 理学療法士(国家資格)免許取得
- 日本オランダ徒手療法士 四肢コース修了
- 日本オランダ徒手療法士 準徒手(脊柱・骨盤帯コース)修了
- 日本オランダ徒手療法士 徒手(筑波大)コース
- 日本オランダ徒手療法士 認定講師任命
- 日本理学療法士協会在籍 新人教育プログラム修了
- 日本理学療法士協会在籍 登録理学療法士取得済
- 日本理学療法士協会在籍 地域ケア会議推進リーダー取得
- 日本理学療法士協会在籍 介護予防推進リーダー取得
- ポケットセラピスト 登録理学療法士
- 健康経営アドバイザー取得
- 一時救命処置(BLS:basic life support)取得
執筆
- 医療情報サイト『Good Health』
怖さもしらないと!ステロイド(関節注射)効果と副作用 (good-health.jp)
メッセージ
当整体院『大田区池上整体院 からだ塾』のミッションは、「お客様が『自らの力』でも健康を管理できるようになること」です。
しかし、ご自身の大事なお体の特徴や状態を把握している方はそう多くないのが現状です。
それは、子供の頃から体について学ぶ機会が今の日本には少ないからです。
・病院で湿布や薬を処方されても、痛みがなかなか改善せずに悩んでいる方
・腰痛や膝の痛み、肩こりに苦しみ、整骨院や整体院、マッサージに通い続けても、またすぐに痛みが戻ってしまう方
・病院でのリハビリが期限で終わり、でも本当はまだサポートが必要だと感じている方
・痛みが落ち着いて運動を再開したけれど、再び痛みが出て、趣味や日常生活を全力で楽しめないと感じている方
・何とか自分で改善したいと願っているものの、どこから始めれば良いのか分からずに迷っている方
・既に他の治療院や整体、病院のリハビリを試したけれど、満足のいく結果が得られなかった方
これらすべての方々にお伝えしたいのは、痛みを繰り返すには「理由」があるということです。内服での対症療法、寝てマッサージを受け、一時的にラクになるだけでは、根本的な解決には至りません。
本当に大事なことはご自身のお体の特徴を理解し、それに合わせた適切なケア方法やトレーニングを知り、実践することが、長期的な改善の鍵となります。
『あなたにもっと早く会えていれば良かった』
これは、私たちが病院勤務時代に理学療法士としてリハビリテーションを行っていた際に、患者さんからよく言われた忘れられない言葉です。
『40代、50代であなたに会って、体のことを教えてもらえていたら、こんな状態にはならなかったかもしれない』
この言葉を聞いた時、私は病院に来る前にもっと早くサポートが必要だと痛感しました。病院だけでは救えない方々がいる現実に直面し、問題が表面化する前から支援をする必要性を強く感じました。
私たちが提供できるのは、単なる一時的な痛みの軽減ではなく、長期的な健康維持のためのサポートです。これを日々探求しながら、より良い支援を提供できるよう邁進しています。そして、この大田区で地域貢献を果たしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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